60.空にそびえる鉄の城。でも、ロボットではありません。ロケットなパンチもありません。
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<天空城>
朝一で天空城(笑)に帰ってくると、みんな待ちくたびれていた。
俺もかなりくたびれていた。(ダブルヘッダーはきつい)
ゴールドオーブを手に入れた事を告げると、みんな喜んでくれたが…
スノウとザイルを紹介したら、空気が変わった。
しかも、スノウの自己紹介で最悪なムードになった。
だって「リュー君の愛人(希望)です」って言うんだもん!
子供達、引いてますよ!
そりゃそうですよ。
母親を捜す旅に出ているのに愛人(希望)を連れて帰るなんて…
ティミーは男だから、いずれ分かってくれるだろう。
問題はポピーですよ!
『お父さん、不潔!』的な目で睨まれてますよ!
いや、違うんですよ!
そう言うんじゃないんですよ!
いや…そう言う事昨晩しちゃったけど、違うんですよ!
何かいい訳しないと…
「リュカはお盛んですね」
って、おい!プサン!
余計な事言うな!
お前黙ってろ!
「ふ〜ん…お父さんは、お盛んなんだ。ふ〜ん…」
キャー!
たすけてー!
リュリュは姉弟が出来るーって、喜んでくれたのに!
フレアさん押し倒した時も、気を使ってくれたのに!
「まぁまぁ…ポピーさん。落ち着いて」
プサ〜ン…
「お父さんは男なんですよ。こう言う生き物なんですよ」
フォローになってねぇーよ!バ〜カ!(泣)
ポピーとドリスにジト目で睨まれながら、プサンにゴールドオーブを手渡した。
プサンはゴールドオーブを台座にセットし、中央の操作台で瞑想を始める。
大きく天空城(笑)が揺れ、浮かび上がる感じがする。
「ふむ…これ以上高度は上がりませんか…ま、いいでしょう」
どうやらプサンが思っていた程、高くは浮かなかった様だが、これで正真正銘の天空城になったみたいだ。
てな訳で、天空城探索ツアー開催!
湖の前で待機していた仲間を拾い、城内を探索する。
どうやら天空人はしぶとい生き物の様だ。
あの状態だったのに殆どの天空人が生きている。
コックローチの様なしぶとさ。
プサンはみんなの無事な姿を見て、懐かしんでいたのだが急に、
「リュカにお願いしたい事があるのですが…」
と、真面目ぶった表情で話しかけてきた…
きっと面倒事だ!
<ボブルの塔>
スノウSIDE
何だかよく分からないけど私達は今、ボブルの塔と呼ばれるダンジョンを攻略中なの。
リュー君があのヒゲメガネに頼まれて、何かを探しに来たみたいなんだけど…何を探してんのかよく分かんな〜い!
私はリュー君とイチャイチャ出来れば何だっていいんだけどね。
この塔は最上階からロープで進入する造りになっている。
めんどくさい造りね!
ロープを伝って下りる時に、リュー君の腕を放さなければならないのが頭にくる!
リュー君ってば、
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