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うちはオビト逆行物語 [ 逆行?何それ美味しいの?] 壱
うちはオビト逆行物語 〜初めてできた家族〜
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「おはよう、オビト。」
「今日は珍しく遅刻しなかったじゃんか。」
「お前は相変わらず一言余計なんだよ!」
「まぁ何はともあれ時間通り来てくれてよかったよ、今回はまたせてる人がいるからね。」
またせてる人・・・か。
今日の任務もイマイチ分からないし、その人の護衛かなにかか?
何にせよ、今日も頑張るだけだ。
そうやって進もうとした時だった。
自分の立っている地面から崩れ落ちていく、3人の背中が見える。
ちょっと待ってくれ、状況が可笑しくないか。
「待ってくれよ!なぁ!」
手を伸ばすが届かない、そりゃそうだけど。
助けて、助けてよ。
なんで今更こんな気持ちになるのだろうか、自分でもよく分からない。
リンたちが振り返る、でも顔は見えなかった。
リンが口を開いて何か言った。
なぁ、なんて言ったんだよ。
頼むから、もう1人にしないで。

「オビト、お前何してんの。」
「・・・バカカシ。」
朝からお前の顔見るなんて、最悪だ。
・・・今日はなんかあったけか、よく覚えてねぇや。
「お前、今日俺と修行するってこと忘れてたデショ。」
「あ〜、そうだったっけか・・・わりぃ、先行っててくれよ。後で行くから。」
はぁ、仕方ない。と言ってカカシは俺の部屋(の窓)から出ていった。
・・・またこの夢かよ。
下忍になってあの3人と一緒にいることが増えて来たからなのか、最近はあんな夢を見ることが多い。
自分の恐怖心からなのか、はたまた正夢になるのか。
正夢だったらとんでもねぇけど。
訳が分からないがただ一つ毎回変化していく事があった。
3人の表情だ。
今日は見えなかったがこの前の夢はハッキリとしていた。
更にハッキリしてても笑っていたり泣いていたり様々な顔だ、本当に訳が分からない。
とりあえず遅れるとまたカカシがうるさいんだろうな、ったく。

「わりぃ、お待たせ。」
「・・・いつもより早くない?あと数十分はかかるかと思ってたんだけど。」
今日はそんなにいなかったんだ、と口にしながらカカシに歩み寄る。
あの日を境に俺とカカシの関係は良くなった。
今ではこんなふうに一緒に修行したり、息を合わせたりしてツーマンセル時に備えてたりしてる。
そしてリンとカカシの関係も良好、なはず。
最近会話していたりするのが増えたからまぁよしだろう。
中忍試験まではまだ遠いし、今のところは大丈夫・・・だよな。
「んじゃあ、早速やるか。」
「・・・だな。」

「ふぅ、今日はこの辺にしておくか。」
「・・・だな、父さんも今日は帰りが早いし、じゃあな。」
おう。といってカカシの背中に手を振る。
・・・父さん、か。
俺にはばぁちゃんがいてくれるから、別に何とも思ってないけどな。
俺も早めに帰らなくては、ばぁちゃんを心配させる訳
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