空の王者、王として力を発揮する
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番長いゾロでさえ見た事が無いほどに凄まじい物。勢いよく伸ばされていく両腕、がその速度も尋常ではない。瞬間的に数十メートルは伸びている、そしてゴムの特性のまま伸びた腕は凄まじい勢いで縮みつつルフィの腕力でMr.3へと叩き込まれた。到底人間が叩き込んでいるような打撃音ではない、最早爆音の領域。それを受けたMr.3は空へと打ち出されて行き空の彼方へと消えていった。
「はぁはぁ……あっえっ、い、今の力は……!?」
敵を吹き飛ばした事で頭が多少冷えたのかルフィは自分の身体へと目をやった、先程の一撃は自分で有り得ないほどの力を感じた。そして同時に身体を襲ってくる疲労感、確実に今までは無かったこと。
「よし溶けたぞ!ビビちゃん、頼むぞ!俺はブロギー救出の方へ行く!」
「任せて!!!ってナミさん上着燃えてる!?」
「う、嘘!?きゃあ蝋に引火しちゃったんだわ!?」
リトルガーデンでの戦いは怒りによってボルテージが上がりきっていた麦わらの一味へと軍配が上がる。この後、レウスの炎によってブロギーは救出され、ドリーも無事である事が判明した。
「ナミすわぁーんビビちゃーん!!その他共ー!!」
ドリーが無事である事に対するブロギーの男泣きの中、森の中からバスケットを一つ抱えたサンジがメロメロな声を発しながら踊りつつやってくる。思わずそれを見てレウスは脱力したのか上着を脱ぎつつ圧し折った木の上に腰掛けた。
「サンジ、遅い参上だな」
「ってうぉおおおでっけぇええええ何じゃこいつらぁああ!?お前がMr.3かぁ!?」
「聞いちゃいない……俺、今回色々と頑張ったのに……」
「まあレウス……あんたの頑張りは私が認めてるから」
地味に凹んでいるレウスを助けて貰ったので慰めるナミ、今回は流石にレウスの能力が無ければ本気で危なかったかもしれない。これからもレウスには色々と迷惑を掛けるかもしれない、しっかりとフォローなどもしていこうと心に決めるナミであった。
「いたっ」
「どうしたナミちゃん?」
「なんでもないわ(きっと虫ね)」
「そうだこんな物手に入れたぞ」
そう言ってバスケットの中からあるものを取り出した、それは……アラバスタへのエターナルポースであった。
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