モンスターと修行するのは間違(ry
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こらチャンドラ!一人だけ部外者してんじゃねぇよ。
酒じゃないにしても飲みすぎだぞ。トイレ近くなっても知らねぇからな。
「―――ん?」
ふと、俺の裾がクイクイと引っ張られる。
そちらを見ればロキと話がついたのか、金髪の少女が俺を見上げる形で目の前にいた。
「ん…強くなりたい」
理解できない。
取り合えずロキの方を向けば…射殺さんばかりの眼をもってして、俺を睨み付けている。
あれは関わってはいけない奴だな。
さて、チャンドラは飲み耽っていて論外。
ケビンとリリは買い出しに行ってていない。確かそのあとでダンジョン行くって言ってたし。
取り合えず無難に流しておこう。
「ああ。頑張れよぉわ!?」
俺の顔すれすれに酒ビンが通過する。
「テメェ何しやがる!服が汚れるだろうが!つーか今のウチの店で買ったやつだろうが!」
「怪我の前に服の心配かい!?じゃなくて、どういう思考してたらそんな返答が返ってくんねん!」
「強くなりたいって言われたら頑張れって返すのが普通だろうが!
テメェこそ頭に蛆沸いてんじゃねぇのか!」
「なんやとこらぁ!?
ウチの可愛い可愛いアイズたんの言いたいことくらい察しろや!」
「初対面で無茶言うなアホゥ!」
「アホ言うなや!センスないファッションしくさりよってからに!」
「んだとこの野郎!遊戯に謝れ!」
「誰や遊戯!ホンマシバくぞガキがぁ!」
不毛な言い争いが続く。
因みに服装とは遊戯の格好そのままである。名前が違うだけで他がほぼ似ていた為に、嬉々として着ていたのだ。
「強くなりたい、から、強くして?」
コテンと首を傾けながら言ってくる少女。
なるほど。これは天然入ってるな。
「…………」
さて、これは初めての経験だ。
頼られたことはしばしばある(前世も含めて)が、強くしてと言う頼られ方は初めてである。
とは言え、断ればこの少女の後ろに控える奴が何するか解ったものではない。
だいたい強くって何すりゃ良いんだって話だよ。
某修行漫画みたいなことでもすればいいの?
「なぁ神様よ」
「…なんや」
「強くってことはこの子にも恩恵刻んでるってことだよな?」
「それがどうかしたんか」
「ステイタスって、日常的な鍛練で 経験値エクセリアが積まれるものなのか?」
「そら積まれるわな。
ダンジョン程じゃないにしろ、実践的にやれば対して変わらんやろ」
なら腕立てとかでも行けるのか?
でも女の子に筋力トレーニングさせてもなぁ…将来ムキムキになってしまいました、なんて絶望見たくないし。
「別に断ってくれてもエエんやで?
ウチのファミリアにも冒険者は居るんやから、その子等に頼んでもエ
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