第35話 クアットロ修正
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「そうっスね。よく人に変態って言えるっスよね。それに、こんな部屋にこもってるクア姉の方が変人っス」
「ち、痴女!?それに部屋は関係ないでしょう!!」
「でもそうだろ?そんなムッチリしたスーツ着て羞恥心を全く感じてないんだから。しかも部屋は女の子なのに変な機材ばっか。変人以外なんでもないだろ」
「そうっスよ、変人は仕方ないとしても、自分の姉が痴女ってとっても恥ずかしいっス。姉妹の恥っスよ」
「わ、私は痴女なんかじゃ…………」
「あんたがそう思っても周りからは痴女に見えるんだよ。だから他の姉妹はちゃんと服を着てるんじゃないか」
「それなのにそのムッチリスーツを愛用するクア姉はある意味で勇者っス。変態の中の変態っス!!」
俺とウェンディの言葉に顔を真っ赤にしながら何も言えなくなるクアットロ。
「今回のことで反省したなら、今度からはちゃんとみんなと同じように服を着るんだなエロットロ」
「そうっスよエロ姉」
「エロットロは止めて!!しかもウェンディはただのエロになってるから!!」
いつもの口調はどこへやら、止めるのに必死になっている。
「だったらちゃんと服を着るようにするか?」
「するから!!エロットロは止めて!!」
よし、これで問題は解決だな。
「えっ〜つまんないっス、もっと粘ると思ったんスけど………」
「まあな、拍子抜けって感じだな。もっと頑張ってくれよ」
「勝手なこと言って………」
睨みながら俺達に呟いた。
「終わりみたいだな」
「エロットロか………」
「哀れだな、クア姉」
「ほぅ、何かと思えばこんなことをしていたのか」
「「「!!!」」」
後ろから声をかけられ驚き、その勢いでドアを開けてしまった。
「「「あ!!」」」
「ん?どうしたんっスか?みんなお揃いで」
「なっ!?何でみんなここに来てるのよ!?」
「いやぁ………」
「その………」
「レイが何をするのか気になって来ただけだ」
セインとノーヴェは言葉を濁すのに対し、堂々と正直に言うフェリア。
「チンクちゃん、余計な事に首を突っ込まない方が身のためよ」
「そうだな、すまなかったエロットロ」
「エロットロは止めなさい!!」
「そうだ、姉に対して失礼だろ。私からもちゃんと言っておく、だから気にするなエロットロ」
「トーレお姉さま!?」
「エロ姉、今度私が服選んであげるから」
「待てセイン、私もエロ姉の服選ぶ!!」
トーレに続き、セイン、ノーヴェも油を注ぐ。
そしてみんなの目線はディエチに向かった。
「えっ!?」
いきなりみんなに見られて驚く、ディエチ。
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