暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第33話 スカさん家の日常
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
『と言うことだ、後の戦闘機人の開発は取り敢えずクレイン・アルゲイルに一任する』

「そうですか。なら我々はどうしますか?」

『別にどうとするつもりはない。奴が失敗した時の保険としてお前が必要だからな。普段通り好きに研究していればよい』

「分かりました」

『では』

通信が切れ、スカリエッティは椅子に深く沈む。

「お疲れ様です、ドクター」
「全く、老人たちには本当に困ったものだ………」

飲み物を持ってきたウーノに愚痴るスカリエッティ。

「あの魔力吸収する戦闘機人が気に入ったみたいだね」

そう言ってその時のデータを表示する。

「しかし、厄介なものを作ったものだよ彼は………」

スカリエッティには珍しい怒りを込めた呟きだった………




「いやっほ〜!!」
「ウェンディー!!」

ここは訓練場。
今はノーヴェとウェンディが戦闘している。

「波に乗れ!!」
「ちょこまかと!!」

展開したエアライナーを走りながらガンシューターを放つノーヴェ。

「甘いっス!!」

それをエリアルボードの切り返しで器用に避けるウェンディ。

「今私、風になってるっス!」
「訳わからない事言ってるな!!っていうか避けるなって!!」
「嫌っスよ痛いのなんて」

「ねぇ、トーレお姉さま」

「何だクアットロ」

「訓練相手間違ってない?」

「と言われても、ウェンディは私とは訓練したがらないのだ………」

2人の戦いをモニター室で見ていたトーレとクアットロが呟いた。



「もう遊びはこれまでっス!行くっスよ〜!!」

ウェンディは高々と波に乗っているように上がっていく。そして………

「カットバックドロップターン!!」

そのまま急降下した。

「な、何!?」

その突撃をガンナックルで受け止めるノーヴェ。

「グッ、まだまだ!!」
「もう詰みっスよ、エリアルショット」
「えっ!?そんなの無しだろ!?」

既にガードしているため、モロに食らうノーヴェ。
ダメージの衝撃で自身のエアライナーから落っこちた。

「いえ〜い、私の勝ちっス!!私が最強っス!!」
「ほお、それは聞捨てならないな。次は私が相手だ」

訓練室に入ってきたトーレが呟いた。

「いえいえ、私みたいな戦闘力5のゴミがトーレ姉の相手なんか務まらないっスよ。相手なら砲撃ぶっぱなすディエチ姉なんてどうっスか?」
「ディエチちゃんは今調整中です」

その後から入ってきた、クアットロが言う。

「クア姉………相変わらずのドSっぷりっスね。なんスかそのタイミングの良さ。だからシスターズでも人気が低いんスよ」

「……………いつそんなのやった
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ