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魔法少女リリカルなのは 平凡な日常を望む転生者
第11話 襲撃者との戦い
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けないじゃないですか!!それにマスターが言った通りかも分かりませんし………』

「他に奴に勝つ方法あるか?」

『………アーベントのブラスターモードなら奴のスピード以上の速さが得られるはずです』

「ブラスターモードは今まで一度も使ったことないんだぞ?それにアーベント自体あのときから一度も使ってないし」

『ですが………』

「俺は大丈夫だ。なんとかなるさ!それに………」

「防御力を100%攻撃力に移行………」

「相手は待ってくれないみたいだぜ」

「ハイブレード始動」

右腕のブレードに魔力を纏わせ、1.5倍ほどの魔力刃を作り出す。

「取っておきがあるのか………」

『マスター、作戦変更を………』

「しないさ、下手にアーベントを使って操作できず、逆にやられたら話しにならないだろ」

『分かりました。マスターの悪運にかけます………』

「よし、全ては俺次第!!」

そう言って俺はビームソードをしまい、手ぶらになる。

「目標補足、攻撃開始………」

アンノウンは突きの構えをし、俺に目掛けて高速移動してくる。
俺はなすがまま。そのままハイブレードは俺の体を貫いた………

『マスター!!!』

「賭けは俺の………勝ち、だな……」

俺は左脇腹に刺さっているハイブレードをそのままにしてアンノウンの腕を掴む。
「肉を………切らせて………骨を………断つ!!」

『グラビティブラストフルチャージ!!』

俺の腹部に魔力が高まる。

「高魔力反応、威力S+オーバー、機動力を100%防御力………」

「させる……か!!グラビティブラスト!!」

『シュート!!!』

腹部から放ったグラビティブラストはアンノウンを貫き、飲み込んだ………






『マスター!!今直ぐに応急処置を!!』

俺は地上に落ちていくアンノウンをなんとか捕まえ、地上に降りた。
左脇腹からは出血しており、中に着ているバリアジャケットが赤く染まっていた。

ラグナルが応急処置として回復魔法をかけてくれる。

『マスター!!マスター!!!』

「大丈夫だ、回復魔法のおかげで血は止まったよ………」

『駄目ですよ。私の回復魔法は気休めですから、無理をしないでください………』

「大丈夫だって。戦うのは流石に無理そうだけど………」

『流石は黒の亡霊と言うところか………』

「ジェイル・スカリエッティ、見てたのか」

いきなり目の前にモニターが現れ、そこにジェイル・スカリエッティが映し出される。

『一部始終をね。肉を切らせて骨を断つ………君の世界のことわざだったかい?無茶をするもんだね』

「余計なお世話だよ………」

『そうそう
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