激突
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て一言で何でも済みそうだね……」
巻き込まれた一般人(?)勢が到着。とりあえず安全になってから来た辺りタイミングが良いと言うべきかはさておき、実は全員と知り合いだった高町なのはは絶叫する。
「にゃぁああああああ!!? お、お兄ちゃん!? アリサちゃん、すずかちゃんまでぇ!? こ、これは、えっと、実はその……あうあう!!?」
「あの、私たちもいるんですけど……?」
「ファリン、ここは余計な事をせず空気を乱さないのが一流のメイドですよ」
向こうは向こうで混沌になっていた。ワタワタと取り乱して慌てた高町なのはは乱れた手の動きをしながら何とか説明しようとしていたが、全く言葉になっていなかった。やはり高町なのはは恭也の妹だったか……苗字が同じだったからそうだろうとは思っていた。
それにアリサ・バニングスと月村すずかは彼女の友人である事も確定した。ついでにアリサが相談した“友人”の正体も高町なのはだと判明した。以前忠告したはずなのだが、高町なのははまだ家族や友人に伝えていなかったようだ。その結果こうして場がこじれている辺り、自分でまいた種とはいえ彼女も苦労しているな。
「なんかあっち、大変そうだね」
フェイトと共に傍目で見ながら世間は意外に狭いものだと実感していた、刹那。
「ストップだ! これ以上の戦闘は危険すぎる! 時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。詳しい話を聞かせてもらおうか!」
黒い独特な衣装に身を包んだ黒髪の少年が現れるのだった。
とりあえず一言。管理局来るの遅い。
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