始まりと不死鳥
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題点がある。
教師ぶちギレさせたり、男子生徒ぶちギレさせたり、女子生徒に悪質な集団いじめを受けそうになったりとあったが、悉く教師は辞職のち自殺、男子生徒と女子生徒は引きこもりにと散々やらかしてる。
だから、束は町内中に危険人物として知れ渡り関わるのは身内だけ。
そう考えるとサボり癖だけってのは優等生に見えてくるだろ?
「はぁ、二人ともが、だ」
呆れたようにため息をつきながら千冬は言った。
心外だ。誠に心外だ。
束も同じようなことを思ったらしくむすーっと膨れっ面だ。
ここはジュースでも飲んで気分を入れ換えるべきか。
「束、ジュース飲んでいいか?」
「いいよー」
「サンキュ」
了解も取れたので束の横に置いてあるジュースを一口飲む。
うん。ミックスジュースであってたらしい。
でも、俺フルーツオレの方が好きなんだよなぁ。
特に風呂上がりとか堪んない。
コーヒー牛乳もいいんだが、やっぱり俺はフルーツ牛乳派だな。
元々甘党だから、苦いコーヒーより甘いジュース派だからな。
イチゴオレうまうま。
ミックスジュースを元の場所に置き、ゴロンと仰向けで横になる。
勿論シートなんかない。床に普通に寝る。
空が青い。
まだ昼休みまで30分弱はあるから一睡できるだろう。
目を閉じる。
サァーッと爽やかな風が俺の睡魔を刺激した。
「私は連れ戻しにきたと言ったんだが……」
ああ、そういやぁそうだったか。
「マイペースだねぇ。私も見習おーっと」
これ以上束にマイペースになられたら胃に穴が空くぞ。千冬の。
この前胃腸薬買いに薬局行ったの知ってんだぜ?
しかもたまに寝るとき愚直られるんだぜ?
そのあとついでとばかりに俺まで叱られるんだぞ?
嫌になるわ。
「はぁ……それで今回は何を企んでるんだ?」
もう知るか、と自棄気味な声で千冬に訊かれた。
企むねぇ……?
「企むって兵藤兄妹のことか?」
俺は瞑っていた目を開けて千冬の問いに問いで返した。
兵藤兄妹。
兄の兵藤一誠、駒王学園高等部2年。
妹の兵藤誠奈、駒王学園高等部1年。
見た瞬間マジかって思った。
俺が動いて原作改変ってのは今まであった。
黒歌達の件とか朱乃の件だとかな。
でもまさか俺が関わらずにそうなるとは思ってもいなかった。
初めて原作は参考にしかならないと思い知らされた。
「その二人に黒歌の使い魔をつけてるのだろう?
何故だ?」
まぁ、最近色々とやってるからなぁ。
不思議に思われても仕方ないか。
片方はおっぱい星人で片方は気弱な娘って感じでただの一
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