序盤のセッシーは結構キツイ
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って……」
「いきなり目の前に出てきたと思ったら俺を人参ロケットに押し込んだんだよ、それからは世界中を転々とする束さんの助手?みたい事をしながら過ごしてたんだよ」
いやぁ思い出すと鮮明に蘇ってくる束さんに拉致られた日からの事が、うん、主にラボの汚さに。三度の飯より研究する束さんは色々と無頓着だった。自分の身体も倒れない程度に栄養摂取と休憩を取って後は殆ど研究をしていた。風呂にも入ってなかったみたいだし。まずは束さんを風呂に突っ込んでその間に美味しい御飯を作って、食べて貰っている間にラボの掃除をしてた。あれ、俺ってISの研究の手伝いで試作品のテストとかやってたけど、殆どやってたの家政婦の仕事じゃね?
「助手ってどんな仕事なんだ?」
「ISの研究の補助。試作品のテストに実践での評価や批評、設計図から作成まで幅広いもんさね。ついでに家事なんかもやってたな」
「へっ〜」
「ちょっと、よろしくて」
俺といっちーの会話に割って来るのは誰だい?いや入ってきてくれて良いんですけどね。髪は金髪、瞳は青、スタイルも中々。ああセッシーさんですか。最初の時は凄い傲慢チキな高飛車お嬢様感がプンプンしてるな。にしても声はやっぱりあの人なんだな、潜水艦の大佐さん。
「はい?」
「何か御用でしょうかレディ?」
上がいっちー、下が俺です。
「お一人は教養があるようですが、貴方何ですかその対応は私に話しかけられたのですから、それ相応の態度があるのでは?」
「いや、俺アンタの事知らないし……」
「私を知らない!?入試試験を主席で通過したこのイギリス代表候補生のセシリア・オルコットを!?」
「おう知らん」
いやなんでそこでドヤ顔するんやねん。自慢出来る要素一つも無いで?あれか、自分のアホさ加減を自慢しとるかそうかそうか馬鹿かこいつ。
「それと心、代表候補生ってなんぞ?」
「………それ、本気で言ってます?」
「おう勿論」
「そのウザいドヤ顔はおやめなさい。読んで字の如く、その国のISの国家代表の候補生の事ですよ。国の次世代の代表を務めるかもしれない人たち、エリートといえば解りますか?」
「あ〜なるほど」
「そうエリートなのですわ!!」
いきなり元気になりおってこの高飛車お嬢様は、これだったら箒嬢の方がよっぽどお嬢様らしいぜ。たぶんこうして思ってるのも原作のこの後のセッシーを知ってるからだろうなぁ、知らなかったらたぶんセッシーの第一印象は最悪になってると思う。第一印象って大切なんだなぁ。
「俺も試験官倒したけど、心は如何なんだ?」
おうもう其処?うっわ周りから凄い視線が集まるのを感じる、オラに視線を集めてくれ!!なんて言ってないぞワイ。
「さぁ?束さんの計らいで無しだったしなぁ。っというかな、織
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