「或る皇国将校の回想録」の感想


 
コメント
最新話と関係ない原作での疑問ですみません(この作中でもある程度語られてはいますが

我らが皇国の栄えある逃将守原閣下の失態
これは天狼会戦で姫様にボコボコにやられ壊滅的な損害を受けた事や
北領を失陥してしまった事もそうですが
一番度し難いのは会戦で敗北してから全く何もせずにただ逃げて旗艦に引き籠りシコシコ総反攻計画という現実逃避に明け暮れてた事でしょうか
姫様という驚異的な軍事的センスの持ち主相手に初見殺し喰らったのも戦力差などで領地失陥したのもある意味仕方がない
彼でなくて他の誰かが指揮を執っても同じ運命をたどったのではないかとは思います
ここまでは仕方がない、主人公の親父様も同情はしてた

しかし問題は本当に何もしなかった事なんです
作者様の守原閣下は旗艦に籠って夏休み中全く宿題やらなかった小学生が8/31日に現実逃避してる様な事を作戦企画で代行してたようですが、彼の精神は全くソレだったんでしょうか?

水軍が挙げてた逆上陸による反攻とまではいかなくても、もっと有意義に遅滞戦を展開して失陥は防げずとも追撃してきた帝国軍に痛撃を浴びせる事も可能だった筈ですので(実際、新城が大隊規模で出来たのだから砲兵連隊+銃兵連隊規模で十分な阻止攻撃を行えばそれなりに痛手は負わせれたのに……



 
作者からの返信
 
御高察ありがとうございます。
う~ん、そうですね。何もしなかった事についてはまぁあれなのですが。
北領鎮台の主力を再掌握できたのは北府失陥した後なのです。
そして港町の美名津が協力を拒否したのは会戦敗北後なので‥‥
そもそも北領鎮台が戦時体制に移れないままだったことを考えると特に兵站部門の処理能力がひっ迫していたのだと思います。
それだけに物資が届いてもどうにもできない状況だったのだと思います。
(現に貴族将校もいるのに冬営の手配すらままならない状態だった)
重装備を喪失して鎮台本拠地を喪失。
既存の輸送計画すら破綻した状態で、軍主力の再建などができたのかというと難しい状況だったのではないでしょうか?


まぁそれでも笹嶋さんに陸軍への指揮権がないので第十一大隊の功績を鎮台司令官の功績にしようとして奏上で腹パンされたという事もあるかもしれません。