「ソードアート・オンライン 穹色の風」の感想

迷い猫
迷い猫
 
コメント
 なるほどメインヒロインはこうして亡くなったのか……
 と言うわけで、どうも、迷い猫です。 メインヒロインの確定された死に黙禱。

 さてさて、そんな冗談1厘な妄言は置いておきまして、なんと言うかこれでようやくエミさんはメインヒロインと同じ舞台に立てたんだなって思いました。
 マサキくんの中に根付くメインヒロインの残像と残滓。 それを知らずにあれこれと関わり続けられていたマサキくんの心境とは果たしていかばかりのものだったのだろうかな、とも。 無知は罪なんて言うけど実際問題としてエミさんに罪なんてなかったでしょうし、マサキくんもその辺りは重々承知していたからこそ今まで黙認(でもなかったけど)してたのかなー、なんて。
 ともあれ可愛い女の子の表情が曇りながらもその後に決意して進んで行く姿と言うのは素晴らしいものです。 個人的には曇ったままの方が好きなんだけど気にしてはいけない。 次はエミさんが遂にメインヒロインの座を奪いに行くんですかね? あるいはクソめんどくさい(褒め言葉。 超褒め言葉)マサキくんが逃げ回り続けながら独白続けて回想していく「おいお前いい加減に今を見ろよ」って背中蹴ってあげたくなっちゃう展開ですかね? 何にしても非常に楽しみであります。
 Cor Leonisさんの心情描写の妙は散々と褒めちぎっていましたが、やはり思うのはこの引き方の巧さです。 続きが気になる終わりにして焦らすスタイルは好きです。 好きです。 焦らしプレイ……次が半年後とかにならないことを祈るけど好きです。 でも焦らされないプレイももっと好きです。(和訳・更新待ってます)

 ではでは、迷い猫でしたー 
作者からの返信
作者からの返信
 
 ご感想ありがとうございます……9割9分9厘本気じゃないですかー! ヤダー!

 あとがきでも書きましたが、やはりヒロインという存在は主人公に何かを与える必要があるんじゃないかと思います。帰ってくる場所であったり、逆に自ら手を引いていく力強さであったり。どんなものを与えるかはキャラによりけりでしょうけど、主人公から何かを受け取り、その分を与え返すことによってお互いの関係が深まっていくんじゃないかな、なんて。そういう意味では、やっとエミさんはヒロインとしてのスタートラインに立ったことになりますね。

 とはいえ、これまで彼女がしてきたことが本当に毒にも薬にもなっていなかったかというと、それもちょっと違います。エミの執拗なアプローチは少しずつですがマサキの心をこじ開けつつありました。そしてだからこそ、自分とエミの距離が近づきつつあると気付いてしまったマサキは慌てて逃げ出したわけですね。……改めてマジで面倒くさいなコイツ。

 さて、次回からの展開ですが、急転直下に差し掛かる……かも? というくらいでお伝えしておきましょう。いえ、決して何も考えていないとかそういうことではなく。まあ、作中の時間が時間なので、予想は立てやすいんじゃないでしょうか。

 毎度毎度お褒めいただき感激です。自分の表現力・語彙力の乏しさに苛立ちながら執筆をしておりますが、こうして評価してくださる読者様がいるというのは大変励みになります。今後も評価いただけるよう、精進してまいりますので今後も応援のほどをよろしくお願いします。

 ……でも次回は未定です(予防線)