「小才子アルフ~悪魔のようなあいつの一生~」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
良い点
愛や救いが有れば人間は大きく変わる。当にそんな回です。
 
コメント
教育は成果が出るのが十年単位で考える必要がありますが、銀英の世界観だと成果が出ず金が掛かり過ぎると反対意見が相次ぎ、フリードリヒの死後は完全に保証が出来ません。帝国の未来は教育の概念、意味を理解している小才子以外支えられませんね。黒狐は教育の重要性を理解していますが、身内や見所の有る相手の先行投資としか見ていません。
教育を認識しているルビンスキーも底辺の底上げの発想が無く投資先を選ぶ感覚。ラインハルト閥は自力で伸し上がれで底上げは無く、底辺から上がって来た者を拾う感じです。原作の様な鮮血色の華々しい展開は無く評価はされず成果も中々出ない地道で目立たない作業の積み重ねがあるのみ、一段落後の小才子の苦労、苦悩は見られますが、悪魔達は何が見たいのか。
ラインハルトは無能では無いですし、冷静に考えて能力に対し大き過ぎるプライドが親父が破滅した元凶と気付くでしょう。ラインハルトはあの経験で力への認識を拗らせルドルフになる将来しか見えない。ラインハルトは愛が有ろうと無かろうと破壊者以外の未来が浮かびません。