「銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
良い点
神話、英雄譚から賽の河原で石を積み上げる歴史への移行を感じられた。
 
コメント
銀英の登場人物並みに捻くれた表現で言えば、民主主義は空手形を民衆に売りつける事で利益を得る詐欺になります。宗教が不安に付け込む霊感商法で専制君主が商品を押し付ける押し売りとどの制度も碌でもないになります。
銀英の世界はラインハルトも含め誰一人、科学力を使いこなせていないだけで制度を整えて機能させれば幾らでも成長できる世界です。それでも同盟の建国神話にあるハイネセンの脱出とインフラも生産施設も無い状態からの同盟の急成長は不可能だと思います。
ココアの退位待てはこれから始まる何をやっても恨まれても感謝はされない悪夢の日々の逃亡防止に感じられます。フリードリヒ4世の仕事は人を見る目を活かした人材発掘と面接ですね。