「銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

tukiyomi
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コメント
更新お疲れ様です。

ヤンがどう考えているか分からないのが頭痛いですねえ。
亡命編や海賊編でもそうでしたが「与えられた自由」を何よりも嫌う人なので、大多数の人にとって最善であってもぶち壊しかねない危うさがありますので。

そう言った点では、ココアさんの懐に飛び込むトリューニヒトの態度は、決して間違ってはいないです。同盟にとって今後の30年が物凄く重要である以上、ココアさんとの間にパイプを作るのは絶対に必要な訳ですし。
原作で同盟が滅んだ原因の一つが、ラインハルト乃至は帝国上層部との間にパイプが全くなかったことですので、これ疎かになんてできないですし。
(そう言った点で、原作のヤンの行動は、民主共和政を守るという点からみても、最大のチャンスを逃してしまったとしか。ラインハルトに仕えずとも、学究の徒としてフェザーンで学ぶ辺りを言えば、また違った展開になったのですが)

しかしこの作品のトリューニヒトは、政治家として責任を果たした存在なのですが、どう考えても貧乏くじを引きまくっているとしか。
せめてもの救いは、現段階ではレベロ達や軍部主流派が、トリューニヒトを扇動政治家ではないと認識している事でしょうかねえ。