「銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想


 
コメント
カールセンの考察からは、一応帝国の動きを考えている様に見えるけれど、かなりの願望が意識してか無意識でかは分からないけど含まれている様に見える。
艦隊の全体的な戦力をつかまれている、三つに分かれた内の二つを捕捉されている、最後の一つがフェザーンからくる、これだけつかまれていて三方向からの包囲殲滅というのは流石にムシがよすぎる。
他に同盟に奥の手でもあればまた話は変わってくるけど、そこまで都合よくはないだろうし、帝国のフェザーン方面軍にしても、絶対に一塊で来るとは限らない。
戦略で完敗した時点で同盟は本当に後がない博打に出るしかなくなっていたけど、初戦で予定を狂わされた結果、戦術的にも博打になりそうです。
帝国も予定は狂っているけど、余裕がある分その後の修正の選択も多いので、今だに帝国の優位は揺るぎそうもない。

どちらの陣営が相手に自分の策が上手くいっていると思わせて、相手を嵌める事が出来るのか楽しみです。