「銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
コメント
地球教の唯一の求心力は地球教の本拠地が地球である事の一点。地球を地球でなくした方が効果的ではないでしょうか。

13日戦争で神が死んだ云々も、大戦争の文明崩壊で茫然自失、自信を喪失している状況を考えるとむしろ宗教(神)に傾倒しそうです。将来が見えない不安だらけで神ぐらいにしか縋る物がない時代に宗教を捨てる事は正直考え難いです。
シリウス戦役も作中の描写だとシリウスが地球に勝つ事は絶対に不可能になり、13日戦争からシリウス戦役まで拡大政策を掲げる銀河連邦の都合で作った偽史ではないかと疑える流れ、設定です。
長征一万光年の超長期間航行可能な超光速船を専用の工場無しで作り上げるとかツッコミどころ満載ですがその辺は帝国の敵対勢力を欲した地球教が裏で手を回し宇宙船を用意したとか、同盟を地球教の申し子にしてしまえば済みます。