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銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)
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銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)の感想一覧
「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想
tukiyomi
2014年 10月 03日 01時 19分
コメント
更新お疲れ様です。
派閥勢力として弱体化している以上、交渉ごとにおいて自らの利点を徹底的にアピールし、且つこちらの欲する要求は絶対に譲歩せず、相手方に対しても「(自分達がイゼルローンに)譲歩した」ではなく「イゼルローン側に貸しを作らせた」という姿勢を徹底するのは、まあ姿勢としては間違っていないです。
派閥が弱体である以上、弱みを見せた瞬間、手を突っ込まれますから。
その点で言うなら、今回のイゼルローン司令部の面々は上手く成功したと言えるでしょう。
まあ帝国領侵攻作戦の責任負わずにイゼルローンのナンバー2になっているキャゼルヌが責任論を語っているのには乾いた笑いしか出ませんでしたが。
それにしても今回の一件はトリューニヒト派の政治的大敗になった訳ですが、ヤンやイゼルローン一党が今回の一件で「トリューニヒトにも貸しを作ったし、これまで以上に好き勝手出来る」と思いかねない危険性が生じてしまう事に。
政治的に敗北してしまった分、トリューニヒトは報復を諦めないでしょうし、今回の一件を教訓に余計に深い所で策謀を練るでしょうし。
一方、帝国側も負けず劣らずgdgd状態に。
キルヒアイス系でありながら立場的には中立であったプレスブルグ大将に兵を率いらせて武勲を立てさせる必要があるということは、言い換えるならば、未だにラインハルト系とキルヒアイス系との間に感情的な対立が無視できない形で残っているということなわけで。
しかも、イゼルローン攻略という目に見える派手な戦果でなければならないという時点で、その対立がかなり深刻であることも見て取れます。
そういった点からみると、帝国最大最強の派閥の長ではありますが、ラインハルトの派閥への影響力というのは案外限定的なのかもしれないですね。
ナンバー2不要論も、自身の派閥への影響力が弱体であるが故の対応策といえそうです。
2014年 10月 03日 01時 19分