「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

不来庵
不来庵
 
良い点
なんのかんの言って、とりあえず兄妹仲良好な点。

 
コメント
うーむ、ジェシカ女史の最期についちゃ大体原作通りの展開なんですかね。
後日、調査報告書がエリヤ君とこまで上がってくると思いますが、彼としては精神的にきつい報告だろうなぁ。
(原作出版当時(1980年代前半)だと、一般市民が事件の動画や写真撮ろうにも都合良く撮影機材が有るとは期待できない時代ですが、2010年代的な発想だと誰かしら複数の反戦派市民が携帯端末で動画や静止画を撮っていそうですね)

市民軍がそこまで首都に侵攻できるなら、こりゃヤン艦隊いらなくね?と一瞬思ったり。そうそう甘くはないと思いますが。

追記:
……ヤン艦隊の現時点での動向を考慮する場合、純粋に移動時間が結構かかる(第十三艦隊の第七次イゼルローン攻略戦において、ハイネセン~イゼルローン間の移動が韜晦行動込みで24日(直行すれば約半月)だったかと)点、及び作戦行動中(シャンプール星系他、反乱を起こした4星系に対する鎮圧命令について、正規の出動取り消し命令は出ていない)に準じて通信を規制しているだろう点も考慮した方が良さそうかも知れません(ヤンの場合、クーデターを予測はしていても、クーデターの際に政治的にどう振る舞うべきかは恐らく全く考えてなさそうな……)。

……原作第1巻初版をリアルタイムで購入した(年がバレるw)身ではありますが、今で言えばミリオタ成分純度100%(ボードSLGマニア)だった事もあって、原作のジェシカ女史についちゃ境遇には同情できても主張には反感しかなかった(米軍の核には強硬に反対しても、ソ連や中共の核にはついぞ反対した試しのない人々と同じにおいを感じた)なぁ(遠い目)
なお、当時は周囲から極右扱いされていた模様。 
作者からの返信
作者からの返信
 
まあ、いずれ真相がわかると思います。

原作を読む限り、同盟は首相や知事がいる星系単位、惑星単位の連邦のようです。クーデターが起きた状態で何の根回しも無しに各星系を艦隊で通過したら、すごく胡散臭いのではないでしょうか