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銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)
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銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)の感想一覧
「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想
tukiyomi
2014年 08月 28日 01時 36分
コメント
更新お疲れ様です。
エリヤの強さって、何だかんだ言って根幹となるものがぶれないことですよねえ。
しかもその根幹が、原則論であり、且つ大衆にも受け入れられやすいものであるから、基本的に彼の意見や行動に賛同する人間も増えるし、おまけに自分の意見に反対の物であっても、なるべく面子を潰さないようにするために、致命的な亀裂が発生することも少ない。
ここら辺、ヤンの統率方法とは真逆なのかなあと。
ヤンは大抵物事を一人で判断し、決することが多く、しかもその理由について、幕僚にすら最小限にしか話しませんでしたので、彼に心酔する幕僚はともかく、それ以外から不平不満を持たれるのが常でしたから。
それにしても、作者様からも指摘ありましたが、このクーデター事件でのヤンの行動って、「いやいやながら鎮圧していた」気分がちらほらと。
さすがに彼の心情から考えて、救国統一戦線評議会の主張に賛同するつもりは欠片もなかったでしょうが、できることならグリーンヒルのような良識派が強硬派を抑えるのを望んでいたんでしょうねえ。
「帝国軍の謀略」としたのも、軍事クーデターの正当性を破壊することもさることながら「彼らも騙されていたんだ」という風に仕向けたかったのか。
当人は全くの無自覚ですけど、ヤンって政治的に疑われかねない行動や発言を平気でやらかしているんですよねえ。アムリッツアの大敗北がなければ、言動を危険視されて失脚していたかもしれないですねえ。
作者からの返信
2014年 08月 29日 06時 09分
エリヤは頭があまり良くないので、いらないことを考えないのです。そして、意志力は強い。だから、ぶれない。自信家ではないから、争いも好みません。負けるから。才子とは正反対のタイプです。
ヤンの思惑については、今後書く予定です
2014年 08月 28日 01時 36分