「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

不来庵
不来庵
 
良い点
なるほど、エベンス大佐は表面上、学者肌かつ思いっきり自由主義系の人材と……

アラルコン少将とは徹底的にそりが合わないという原作設定、一種の同族嫌悪かと思ってましたが、そういう解釈もありではありますね。
(戦史研究科の教官、ということはヤンの旧師でもあるわけで、原作でのエベンス大佐とヤンの通信シーンが若干無理っぽくなりますが)
 
コメント
どー考えても、エリヤ君に与えられた任務は「邪魔な連中をまとめて郊外へ放り出す」目的だよなぁ……と思ったり。
原作の救国軍事会議組がクーデター首謀者と仮定すると、首都防衛司令部を掌握しないことにはどうにもなりませんし。
(原作設定を踏襲するなら、アラルコン少将かエベンス大佐か、いずれかがクーデターに参加しているなら、もう一人は死んでも参加しないだろうと……)

かつ、エリヤ君はドーソン閣下の懐刀(という評価)ですから、クーデター派としては巻き込むわけにも行かず(反応が真っ正直過ぎてすぐにばれる)。
下手するとチーム・フィリップスの人材の誰か2、3人が引っこ抜かれている可能性も。