「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

tukiyomi
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コメント
更新お疲れ様です。

まさかのダーシャ死亡。
この作者様は本当に読者の予想を超えてきますわ。(褒め言葉ですよ)
ブレツェリ大佐にしてみたら、絶望という言葉も生ぬるい気分でしょうねえ。
そしてエリヤも最愛の人を亡くした訳ですから、ロボスに対しては完全にはらわた煮えくり返っているでしょうねえ。
自らの栄達の為に出撃した挙句、敵の罠であることがわかりながら保身のために前線部隊に犠牲を強い、更に停戦を無茶な交渉で壊して追撃戦を挑んだ挙句、失われずに済んだはずの兵達を大勢殺してしまい、自らは真っ先に逃走。

これ・・・怒るなという方が無理だわ。
仮に第12艦隊の査問会議が開かれた時には、激烈なまでの司令部批判しでかすフラグ立っているし。(勿論、チェンを始めとする司令部を守るために我慢するというシナリオもありますが)
まあ・・・どっちにしろロボス失脚は確定でしょうが。

クリスチアン大佐の反応は原作的に怖いですね。
第四方面管区地上軍教育隊長という立場を考えると、陸戦部隊には彼の教え子が何人もいる訳で、地上部隊に顔が広いんですよね。
つまり、クーデターに必要な地上部隊を集める上において、適任と言える立場。
何よりも政治家を嫌っている彼としては、今回の出兵は誰よりも我慢できなかったでしょうし。しかも愛弟子のエリヤにアルマが精神的に傷を負っていること知れば、情に厚い彼の事ですから怒りはなおさらでしょうし。

本当にこの戦役って何の益も齎しませんでしたね。