「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

ななん
ななん
 
コメント
インパールにおける佐藤幸徳陸軍中将、ハリコフにおける武装親衛隊パウル・ハウサー将軍など、全滅の危機の状況で後方司令部の命令を抗命して撤退と言うのは良くあることですね。
パウル・ハウサー将軍のように後の反攻戦で活躍すれば、処罰を免れる可能性があります。

が、補給を無事に受けられるであろうか?総司令部命令として、第12艦隊には補給無しとか現実無視な命令を発しそうだ。
まぁ、現場の人間が友軍を見捨てるような真似は出来ないので、独自の判断で動くことは良くありますが。

しかし、ロボス元帥も自分の支持基盤である前線将兵を見捨ててまで、優先させた事項って何だろうか?目先の利益で判断を誤ったようにしか見えないですね。それとも、政治的に後がない故の無茶振りですかね。
以前のロボス元帥は前線に立って指揮をしていて兵士と危険を共有いましたが、今のロボス元帥は安全な後方で無茶苦茶を言う指揮官でしかないから、派閥の支持基盤を失いつつありますね。