「銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません」の感想

雷帝
雷帝
 
コメント
ラインハルトの場合、平民を結局道具として見ていたような行動を取った最大の原因は人というものを理解出来ていなかった事ではないかと思うのですよね……
キルヒアイスと出会う前のラインハルトがどんな生活を送っていたのかは分かりませんが、キルヒアイスに会った時の態度からして、あんなんではまともな友達も出来なかったと思いますし、人付き合いにも支障があったのは間違いないと思われます
貴族として高い地位があれば、似たような性格の人物は他にもいますからまだ友人らしきものもいたかもしれませんが、帝国騎士ゆえに貴族としては立場が低く、平民とは壁を作ってしまう。色んな意味で孤高の存在であり、孤独な存在ではなかったかと思うんですよね。そうした意味ではラインハルトって、コミュニケーション障害を抱えていたとも言えるのではないでしょうか


 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想ありがとうございます。


ラインハルトは初登場時から、貴族風を吹かしていましたからね。結局の所彼には民の心情は判らなかったと思います。

良い例が、第6次イゼルローン攻防戦後にキルヒアイスが言った“戦死者が少なかったから来年早々に再度侵攻作戦が”云々で“俺こんな馬鹿げた戦争はしない、無益に血を捨てないことだけは約束する”と言いながら平気で無益に平民の血を流し続けましたからね。

それに、幼年学校での彼の行動は寵姫の弟と言う事で護られていたことを考えずにやりたい放題でしたしね。描写を見る限り幼年学校は貴族の子弟が入る所だと思うんですよね。其処へ寵姫の弟とその家臣が入ってくるわけですから、異分子ですからね。

其処で石で殴るとかして居る時点で、普通なら消されますよね。結局陛下のお陰で助かっていたのにそれすら判らないと言う、社会的にまともな精神じゃ無かったと思いますよね。