トップ
暁について
ランキング
イラスト検索
よくある質問
各種マニュアル
45,927人
トップ
>>
小説検索
>>
亡命編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
>>
亡命編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)の感想一覧
「亡命編 銀河英雄伝説~新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)」の感想
付き馬屋とんぼ
2014年 05月 21日 22時 27分
コメント
原作で切望していた
「せめて数十年、ぶっちゃけユリアンが戦場に取られずに人生まっとうできるくらいの平和」
がすぐそこに来ているというのに素直に受け入れられないヤンですが、やはり歴史家として
何度も読んできた過去の独裁者誕生パターンの先例が邪魔しているのでしょうか。
原作で語られてる限りでは、過去の同盟軍の英雄はリン・パオ&トパロウルにせよ730年マフィアにせよ
総じて晩年は恵まれず、彼ら以外も含めて「大きな武勲を挙げた上で政界に転じて大成した」というケース自体が
かなり稀なものであったのかもしれません。
(あるいはルドルフ出現の経緯から暗黙の了解としての敬遠や忌避もあったかも)
そこへ来て比類なき武勲を誇り、かつ史上最大の政治的大転換をも成し遂げつつあるエーリッヒには
どうしても手放しではいられない…のでしょうが、この懸念がやはり原作でのレベロがヤン自身に
抱き続けとうとう同盟の滅亡を加速させてしまったそれと全く同じというのは皮肉な事です。
2014年 05月 21日 22時 27分