「銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません」の感想

tukiyomi
tukiyomi
 
コメント
更新お疲れ様です。

娯楽ってのは決して馬鹿には出来ませんからねえ。
しかもこうした娯楽作品が売れているってことは、生活に余裕が出来ているっていう状況でもありますから(苦しければそういったことにはまず目を向けない)、帝国経済に活気が出ているという証明にもなります。
まあ副次的効果で、テレーゼがますます敵対者のマークから外されるというのと、ラインハルトのイライラが凄まじいレベルにまで達するという物がありますが。
後、ランズベルグ伯は、詩はともかく読み物は貴族のサロンではそこそこ評判良かったですから、そちら系で攻めれば何とか。
無論、装甲擲弾兵の勇者たちは、詩集の在庫の多さを酒の肴にして大笑いしていそうですが。

そしてロイエンタールは、両親の呪縛から解き放たれることに。
原作に見られたどこか厭世的な部分もこれで大分打ち消されるかな。
仮に娘だったとしたら、年ごろになった時に相手方の男は相当大変なのは確定ですが。(これもミッターマイヤーやビッテンフェルトが酒の肴にするでしょうねえ) 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご感想ありがとうございます。

そうなんですよね、出来る限りの戦死者を無くして社会的に活力を入れなければ成らない時期ですから。
社会的な経済政策として、以前出た新規惑星開発と、大規模移動による新規産業の開拓、集約農法による余剰作物の加工業、余った労力を工場労働者として雇用、などでフェザーン一本槍だった物に帝国産の質の良い品を作る事で、フェザーンと比べて賃金が安い筈であるから価格面でも対抗可能になる、しかも通常であれば妨害してくるフェザーンも開拓惑星には手を入れて来られない状態にしていますから。

貴族領は別として、帝国直轄領、開拓貴族領、リヒテンラーデ侯などの改革貴族領は好景気に成っている筈です。


ラインハルトへの攻撃は、単にテレーゼの動きを、皇帝に影響力が高いアンネローゼと碌な武勲もなく姉のお陰で出世する、生意気な小僧という図式を作るが為の物なんです。

地球教とフェザーンと門閥貴族はアンネローゼを危険視し、門閥貴族と軍人は、武勲もなく出世するラインハルトに怒りを向け、同盟は、ラインハルトの実力を知らずに、危険視しない。

そして、皇帝は皆から政治はまあまあだが、寵姫には甘いと考えられ。テレーゼはその影で蠢くというかんじなんです。

ラインハルト、イライラで胃潰瘍になりそうな気がしてきましたよね。

ランズベルク伯はフェザーンの出版社でどうしようも無いと門前払い喰らってますからね、貴族内では好評でも、一般向けするかは微妙な気が。

確かに装甲擲弾兵のみんなは、酒の肴で大笑いしてそうですね。

献身的なレテーナのお陰で、ロイエンタールも両親の呪縛から解き放たれました、此で少しずつ変わっていくと思います。

家族中が良くなるので、家族が増えるのです。
そして幼稚園ぐらいで

ミ「ロイエンタールどうした?」
ロ「実は、娘に彼氏が出来たようだ」
ビ「ほう、卿の娘は未だ四才だろうに早熟だな」

ミ「おいロイエンタール、何ブツブツ言ってる」
ロ「此処はやはり、オフレッサーに頼んで、相手の家を襲撃させるべきか、それとも衛星軌道上からトリスタンで斉射三連か……」
とかになったりしてw