「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想


 
コメント
 エリヤ君の「口からでまかせ」が、ちょっと気になりますね。めぐりめぐってドーソン自身の耳に入った時、本人がどう思うか……。
「遠回しな諫言」と受け取ってくれれば、良いのですけどね。
 しかし冗談抜きで、エリヤ君、勇気を振り絞ってドーソンに諫言をしなければならない時が、遠からず来そうな……。

「前線指揮官としては有能だが総指揮官としては無能」なタイプというと、パエッタもそうですが、帝国のレンネンカンプがいますね。
 彼らに共通しているのは、「戦術家であって戦略家ではない」、「目の前のことに捕らわれて大局を見失いがち」、「極めて軍人的な価値観の持ち主で、軍事ロマンに捕らわれがち」ということですが。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ドーソンのことだから、「フィリップス中佐は小官のことをよくわかっておる」とご満悦なのではないでしょうか。なにせ小物ですから。

正直、戦術家、前線指揮官が務まったら立派なものだと私は思うんですよね。

「戦術家であって戦略家ではない」
「目の前のことに捕らわれて大局を見失いがち」
「極めて軍人的な価値観の持ち主で、軍事ロマンに捕らわれがち」

これらは原作では忌避されがちな属性ですが、これはこれで長所だと思うのです。