「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想


 
コメント
フォークの場合は、転換性ヒステリーによる神経性盲目という幼少期から甘やかされて自我が異常拡大した幼児に見られる症状を発症しているという現実があるだけに、エリヤが知っている内容に客観性がないとは思えない。
でもエリヤと話すフォークにはそんな我儘な様子は全く見られない。
という事はフォークのヒステリーは今はその兆候はあってもそれほどひどいものではないのかもしれないので、これから症状を酷くする切欠が有るのかもしれない。
であるのならば、この作品内ではフォークも変わる可能性があるのかも。

これからも出会う人々とエリヤの知識が食い違う事は結構出てきそうで楽しみ。

現在のクリスチアンは本当にいい兄貴だと思う。 
作者からの返信
作者からの返信
 
転換性ヒステリーは現在では転換性障害といい、発症の原因も治療法もヤマムラ医師の説明とは異なります。本作中のフォークが転換性障害を発症する可能性はありえます。そういう人物として描きます。ヤマムラ医師が出ることがあれば、彼がああいう誤った説明をする理由も含めて描写することになるでしょう。フォークに関連して登場するとは限りませんが。

クリスチアンは40代なので、親子に近い感じで考えて描いています。