「Fate/Fantasy lord [Knight of wrought iron]」の感想

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コメント
ちょっと気になったことを。
パチュリーが聖骸布の事を「魔術礼装」と呼んでいますが、この世界での「魔術」はどういう扱いなのでしょうか?
パチュリーは魔法使いですが、魔術の世界での魔法使いとパチュリーの魔法使いは、恐らく意味合いが違うように思います。
しかしそうなると、魔術という言葉がパチュリーから出ているのが不自然になってしまいます。
なぜそう思うのかというと、パチュリー達にとって魔法は普段使っている浮遊のような初歩的な物から儀式による大魔法までを含め、全てが「魔法」なので、「魔術」と区別する必要が無いからです。
もしも「魔術」もまた彼女の「魔法」の中に含まれるとしたら、パチュリー自身も魔術を知り、魔術師という可能性が出てきます。しかし、初歩的な強化の魔術によって長時間の活動が許される魔術師であれば、彼女のよくある設定である虚弱体質という部分に疑念が出てきます。この世界でもそうなのかは不明ですが。また、魔術と言うのは基本一子相伝。また、工房も「入れさせはせん、入ったら殺す」というのが魔術工房の基本的な仕様なので、魔術について記載されている本もそう簡単に外部には出ません。
そうなると、可能性としては「パチュリーが、幻想入りしたかつての魔術の本を入手し、それを読んだ」位しか残らないのです。しかしそうなると泥棒猫であるマリサが知らないのもまた疑念が(その本に関して盗みを働かなかった、この世界では盗みを働かない綺麗なマリサという線もありますが)。
これは既に魔術の概念が幻想入りしているということなのでしょうか?よろしければ回答お願いします。

あ、ハーメルンで何があったのかはわかりませんが、正直消えててびっくりしました。また楽しく読ませていただきます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
パチュリー達の使う魔法は、外にとっての魔術にも魔法にも該当しない、第三の概念です。
位置づけとしては、その中間と言うべきでしょうか。それこそメディアと同じく、魔術が魔法と呼ばれている時代と感覚は似ています。
外にとっては封印指定クラスの力が標準なのが、幻想郷における魔法です。ですが魔術の完全上位互換という訳ではなく、仕組みそのものも大きく異なります。
血筋によって魔術回路を増やし最大MPを増やすのであれば、魔理沙が山ひとつ穿てる威力のマスパを平然と撃てるのは不自然です。たとえそれが、幻想郷という補正があったとしても。
私の脳内設定では、彼女達が使用する魔法は外気から直接吸収するタイプ(マスパとか)と、触媒を用いて行使する(人形や賢者の石とか)タイプの二種類があると考えています。マスパも八卦路を触媒としているっちゃあしていますが、魔力運用式が前者は瞬間的で後者は持続的って区別ということで。
先の話ですが南無三の身体強化は巻物を触媒としているという設定です。
そもそも浮遊に関しては魔術に精通していない人間でさえ普通に飛べている時点で、価値としては最底辺に位置するものだと思われます。魔術で言うところの強化と同等かそれ以下。

パチェは魔術の知識はあります。ですが魔術回路を通して魔力を起動させる魔術は、一部を除いて使用できません。前作でも描写していましたが、ガンドのように触媒を使うタイプなら真似できます。とはいえ、本質からすればそれは最早幻想郷の魔法なんですがね。
頑張れば魔術回路を作るくらいやってのけそうですが、何百年掛かることやら。
だから南無三の魔法をパチュリーが習得しようとしても、結構時間が掛かってしまう為、それなら別にいいや的な考えもあるのでしょう。
探求する心意気に関しては魔術師と同じなので、興味がないものに対してそこまで執着する道理はありません。幻想郷の魔法も、そう簡単に極められる代物ではないのは同じですし。
ていうか魔理沙が魔術を知らないって設定出したっけ。

魔術の概念自体は幻想入りしていますが、知る者はごく少数。それこそ魔法使いぐらいにしか伝わっていない程度のひっそりとしたものです。

ハーメルンではコピペ文章が引っかかって一発アウト。修正して此方に来た次第です。