「銀河英雄伝説~悪夢編」の感想

tukiyomi
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コメント
更新お疲れ様です。

ブラウンシュバイク公爵にとっては、この甥はまさしく「悪夢」でしょうね。
本来ならば、クライスト・ヴァルテンベルグを上級大将にすることで、軍において一定の発言力を持たせたかったのに、甥2人のせいで謹慎。
とどめに2人の暴走でココアさんを負傷させ、あまつさえそれでイゼルローン失陥を招いたとあっては、公爵家の断絶も現実味帯びる訳ですし。

ラインハルトはまあ予想通りだったかなと。
これがココアさんを愚弄された事への怒りならば、まだ周囲からも同情されていたでしょうが、メックリンガーが看破しているように姉が愚弄された事への怒り。
おまけに自分より階級が上の双璧二人の指揮能力を疑っていると捉えかねない発言をした訳ですから、周囲からすれば「公私混同するなよ」と呆れ顔でしょうし。
まあラインハルトが反省するとは思えませんが。

あと、ラインハルト以上に問題なのがキルヒアイス。
司令部にいる以上、恐らくはラインハルトの副官という立場ではなく、宇宙艦隊司令部の役職についているのだと思いますが(ヴァレリーならともかく、一少将の副官が司令部にいるとは思えないので)、その役職を無視してラインハルトの後を追うとか、自分の仕事への自覚が全くないとしか。
かつてヴァンフリートで「卿はミューゼルの家臣か何かか?」と、ココアさんから痛烈に指摘を受けたのにそれを全く生かし切れていないんですから。
ラインハルト以上にキルヒアイスの司令部での評価が下がるでしょうねえ。