「皇太子殿下はご機嫌ななめ」の感想

雑兵I-13
雑兵I-13
 
良い点
目が届き、手も届いても守る事は容易ではないのが現実。帝国の重みを実感する主人公が渋くて良かったです。
ラインハルトがツンデレ美少女、アンネローゼが肝っ玉母さんにクラスチェンジしつつある。
 
コメント
新帝国は帝国を幾つかの管区に分割して自治させるならそれなりに持ったと思います。
飢餓地獄に落とされた旧帝国辺境、リップシュタットで見捨てられた旧貴族領、ヒルダに欺かれた領地は治まらないでしょうが、旧同盟は軍事負担の軽減があり、管区内の自治を許すならそれなりに治まる気がします。旧皇帝領は風通しが良くなった分、新帝国の支持は高そうです。
ヒルダはラインハルトの焦土戦術とヴェスターラント、自身の詐欺がどんな結果を生み出したのか、その意味を思い知ったでしょう。
同盟は、帝国憎しで戦っていたけど、出来れば戦争を止めたかったが市民の感想でしょうから平和が維持され自治が許される限り新帝国に反旗を翻す事はないと思います。帝国は統治が限界に来ていましたからヒルダの詐欺と、焦土戦、ヴェスターラントの見殺しが無ければ、もっと安定出来たかもしれない。