「ソードアート・オンライン ~無刀の冒険者~」の感想

N.C
N.C
 
良い点
ほんとにボーズだったんですか、クソボー……もといグリドースさん。
 
コメント
GGO編、お疲れ様です。GGOを読了し、ついでとばかりに最初から読んで、改めてKTさんの素晴らしさに感動した次第です。
原作を補うかのような脇役、裏方の物語、というのが、自分にとってなんとも新鮮でした。今までオリキャラが主人公とか、オリキャラ最強とか、そういう一種の『ありきたり』を見てきた所為だと思います(自分も、これには少なからずどころか多大な影響を受けました)。
KTさんに影響されて、自宅にあるラノベから熟読したものを選んで脇役の物語を書いてみたのですが、うまくいきませんでした。KTさんの素晴らしさを再確認した瞬間でした。
マザーズロザリオ編、気長に楽しみに待っています。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 N.Cさん、感想ありがとうございます!

 グリドースさんの「ホントにハゲだったの!?」の使い方。これも他の方の手法でしたね。作品は『九十●の満月』。普段の何気ない口調が、実は伏線! ああ、だからこの人はいつもこう言っていたのか! という部分がありまして、こういう風に使うとどうかな、と。ネタバレなのでこれ以上は言いませんが。


 脇役もの。少し長くなるかもですが……。

 自分は初めて読んだその時から、このSAOは「こういう世界だったから絶対こういうキャラもいたんじゃないかなー」と思って読んでいました。それだけの世界観が、SAOにあったからです。「一万人」という選ばれたと言うには多く、しかし確かに限定された人数。「VRMMOゲーム」というある程度の公平性と、個性を生み出せるシステム。描かれたのはごくごく限られた層だけ、というSAO編の進み方。すべてが自分にとっては二次創作に持ってこいでした。

 ほかに同様な自由度がある作品となると、自分の知る有名どころでは「とあるシリーズ」、「戯言(零崎)シリーズ」などがあるかな、と思います。……が、それ以外の(最近ではこれやSAOもその傾向が強いんですが……)ほかの作品になると、どうしても主人公グループがあまりにも「選ばれし者達」過ぎて、とても脇役程度が絡める状況にならないんですよね。そうなると、「原作をゆがめない」なんてこだわりは捨てて「もしもここにこういうキャラがいたら~」で書いたほうがはるかに創作の幅は広がるわけですし。

 今現在進行中のSAOのアリシゼーション編もその傾向が強いですね。キリト君が完全に「アンダーワールドに旅立ったただ一人の勇者」なわけですし。きっぱり言えばこれが最初に来ていれば僕はSAOの二次創作を書こうとは思わなかったでしょう。今でもアリシゼーション編はあまりうまく絡められるイメージがわきませんね。

 結論としては、「書きやすい作品を選ぶ」というのも、ポイントのひとつなのかもしれませんね。ただし「書きやすい作品」と「読み手が多い作品」とは一致しなかったりといった難しさもあるので、SAOは非常に幸運な例なんですが。

 マザーズロザリオ編、もう少ししてから書き始めようかな、と思います。
 お待たせするのは恐縮ですが、楽しんでいただけるように精一杯頑張りますね。