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東方夢想録

作者:茅島裕
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博麗神社 編
博麗霊夢ルート
  第27話 第2回目の西行妖異変

 
前書き
うp主「はいはいはいはい皆さんこちらちゅーもくー!!」

星花、幾斗「?」

う「今日からね〜新しい子がここに来るよ〜」

幾「新しい子?(もしかして...ガール?)」

星「あ....(察し、あいつか)」

う「楓君で〜すパチパチ」

楓「んぁ? 幾斗さんと星花ちゃんじゃないですか〜...んと、あなた誰ですか...?」

う「酷い、君を作った張本人なのに...」

楓「私を作った?」

幾「そいつはうp主だ。気にすんな、たまに変なこと言うんだよそいつ」

楓「私を作った...(ほう、そう言うことですか)」

星「....(ん、あいつもか)」



 

 
楓「今現在幾斗さんが置かれている状況、しなければならないことを説明します」

記憶が戻っただけであり
今、俺が置かれている現状など知らん
ましてやしなきゃいけないことなんてあるのか?


冬祭り終了間際の片付け中のなか
俺、星花、楓の三人で駄弁っている

片付け中のおじさんおばさんお兄さんからみたらなにやってんだあいつら?
なんて言われてもしょうがない状況だ

祭り中に幾つも花火が飛んでいたのだが
それももう終わっている
火薬の臭いが残っているくらいだ


楓「幾斗さんが起こし、そのまま幾斗さんが一瞬にして終わらせた西行妖異変...これはまだ第1回目の西行妖異変に過ぎません」

楓はメモ帳をペラペラとめくりながら喋る

星花「まだ...ある、の?」

わかってるから早く言ってよと言う眼差しを向ける星花

あ、星花に言いたいこととられた

楓「星花ちゃんが鋭いのは前から知っています。普段だって幾斗さんより先に何事も考えているのでしょう? けど言葉を話すのがまだ慣れないから話さないだけ。星花ちゃんが天才なのは知っています」

「星花が頭いいのは知っていたがそこまでもか」

星花はオレを見て黙ってコクンと頷いた

楓「じゃあ話を戻します。まだあるのか?って質問でしたね?もちろんあります」

あるのだろうと思っていたが
俺が第1回目の異変を起こしたのであって、それは妖力を使い切った俺によってまた封印されたはず

なら今の俺は異変を起こすことはできない
楓の言っていることはおかしくないか?

星花「誰も...おにぃ〜しゃま、が...また、おこ、すとは......言って、ない」

ああ、まぁそれはそうだよ
俺じゃなきゃ俺以外の誰かが起こすのであろう

星花「幽々子、さん...... おにぃしゃま、言った...妖力、あげた、って」

楓「やはり星花ちゃんは鋭いですね。そうです、幽々子ちゃんが西行妖異変を起こそうとしているのです。いや、もうすでに起こっています、徐々にですがね」

あれ?幽々子は結局人間に戻ったのでは?
そして何故また繰り返す必要がある

楓「幽々子ちゃんは今だ亡霊ですよ」

ほう、俺は失敗したって訳か
んで幽々子は自分で人間に戻ろうと...

星花「おにぃしゃま、西行、寺...幾斗、を、助けよう、と」

「俺を助ける!?」

何故だ? 俺は今こうしてここにいる
何が欠点で俺を助けようと考えている?

楓「今回は逆なんです。幼かった幽々子ちゃんは幾斗さんが西行妖に呑み込まれたとずっと思っていたのです。幾斗さんが傘を使ったのにも関わらずね」

じゃあ、俺が原型で幽々子は異変を起こしたのか...

「じゃあ、俺がそれを止めなきゃいけないんだな!?」

楓「はい、簡単に言っちゃえばそうです」

わかっている、どうせ白玉楼で、俺が住んでいたところで幽々子は異変を起こそうとしているのだろう?
だって西行妖だもんな

俺は何も考えず星花を背中に乗せて飛び
思い出した自分の記憶を頼りに白玉楼へ向かおうとする

楓「あ! まだ大事な話が終わっ...て......ない、デス.....行っちゃった」

やっぱ幾斗さんはこう言うところも変わりませんねぇ。人の話を最後まで聞かないところとか
熱心なところとか

でも、こればっかりはそんなのどうでもいいから聞いて欲しかったのです。下手したら命に関わりますので...



こっから白玉楼は何時間かかるのだっけか
確か一度冥界に入らなければいけなかったな

おにぃしゃまは気づいているのかな?
あの大事な大事なことに
気づいているのならこのままでも大丈夫だけど...
気づいていなかったら、おにぃしゃまはどうなっちゃうのだろう

いなくなっちゃうのかな....


でもまぁ良いですか、僕にはあまり関係ありません。それに彼なら上手くやって退けると思います

そもそもそれは、彼の能力の問題ですし
星花ちゃんもいるのですぐ気づくことでしょう
あくまでも"この話"はですけど

もうひとつの話は彼にもどうすることもできないでしょう。だって幻想郷全体の問題にもなってしまい、それまさしくこれだって彼の命に関わります
なんてったて


彼は
おにぃしゃまは

タイムパラドックスを起こすから










星花

幽々子は俺の今の姿をしらないことはわかっている
それだけじゃない
お前らが言いたいことは痛いほどわかっている
俺がここから、この場から消えて亡くなるかもしれないって遠回しに注告していたのだから
それぐらい俺にもわかる

俺は

タイムパラドックス

をしてしまった人間なんだから
 
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