気付いたらTSしてHUNTER×HUNTRの世界へ
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第二話『一次試験』
ボクの名前はヒカリ
ちなみに親に付けて貰った名前では無く
自分で決めた名前だ
何故そのような事をしているのかと言うと
普通の生活をしていたボクが
気が付いたらハンター×ハンターの世界に飛ばされていて
何故か性転換していたのが原因だ
ボクの元々の名前は光平と言うんだけど
女の子の名前としては無しだと思い
ヒカリと名乗る事にしたのだ
そしてハンター×ハンターの世界に来たボクは
まぁ何だかんだで念を習得した
代償に転成した場所の近くにあったバス停が消滅したが……
そしてボクは1人黙々と念の修行をして
念の四大行から応用技に至るまで完全にマスターした
だけど
ずっとボッチで修行していた為
自分の強さがどれぐらいなのかがわからず
力試ししたいなぁっと思っていたら
ハンター試験の試験日が近いと言う事を知って
参加して見る事にしたのだ
そして今回の試験会場の場所を見て見ると
試験会場はザバン市となっていた
原作と同じ都市かぁっと思いながら案内人を捜し
特に苦労も無く案内人を見つけて
試験会場の場所とソコヘの入り方を聞くと
何とコレも全く原作と同じで
ある定食屋でステーキ定食を頼み
焼き加減を弱火でじっくりと答えればいいとの事だ
そしてボクは件の定食屋に行き
ステーキ定食を頼んで試験会場へと向かう
エレベーターになっている個室に案内され
部屋の中心にある机の上のステーキ定食を食べながら
地下へ地下へと下りて行った……
あれから10分ほどが経ち
机の上のステーキ定食も食べ終わった頃に
チーン
そうエレベーターから到着を知らせる音が鳴り
扉が開いた先には
数百人ほどの人で溢れかえっていた
その中にはピエロのような男や
顔に針を刺している男に
銀髪でスケボーを持った少年に
ツンツン髮の少年とサングラスの男と猫目の男の3人組など
漫画で見た事がある面々が見て取れた
ボクがエレベーター内から1歩踏み出すと
マメのような頭をした生物が
ナンバーの書かれたプレートを渡して来たので受け取り
服の胸の辺りに取り付けたと同タイミングぐらいで
『ジリリリリ…』とベルの音が鳴り響いて
試験官らしき人が現れた
「ただ今をもって受付け時間を終了いたします」
試験官の男がベルを止めながらそう言って
「ケガをしたり死んでしまっても構わないと言う方のみついて来て下さい」
受験者達に背を向け歩き出した
当然ココにいる受験者達は誰一人帰るものは居なく
「承知しました 第一次試験全員参加ですね」
そして試験官はサトツと名乗り
今から二次試験会場に案内すると言った
一次試験はと言うと二次試験会場まで試験官に着いて行くだけだった
ただ二次試験会場の場所や距離・到着時間などは不明だそうだ
まぁこの辺は原作知識でボクは知っているんだけどね
そしてボクは受験者の最後尾を走りながら
自身のオーラを粘着力のある物に変化させて
誰にも気づかれない様に天井に足を吸着させて
そのまま天井を走りだした
理由としては汗臭い男達の中を走るのが嫌だったからだ
そのまま走っていると階段が見えて来たが
まぁ気にせずに少し角度の付いた天井を走り続けたら
出口が見えて来たので外に出ると
そこから目に入った光景は湿原……
しかも先の方では濃霧が発生していて
奥の方は殆ど肉眼では見る事が出来なかった
そして待つ事2時間ほどすると
地下からの階段から階段を駆け上がる音が聞こえて来て
そして飛び出して来たのは
銀髪の少年とツンツン髮の少年だった
その後ろから一次試験試験官のサトツさんや
その他の受験者達もやってきた
「やっときた……」
待っている間、特にする事も無く
凄く暇だったのだボクは
やっと試験官と受験者が来た事でそう呟くと
「はぁ?あんた何で俺らより先にいんの?」
そう話しかけて来たのは銀髪の少年ことキルアだ
「何でって……みんな遅いから?」
ボクが答えると
「あぁ 試験内容がわかる前から先に進んでたんだろ?」
キルアは何か納得したみたいにそう言ったけど
「でもキルア、この子のプレート見てみてよ」
そう言ったのはキルアの隣に居たツンツン頭のゴンだ
そしてゴンが指さす先にはボクのプレートがあり
「406番ってゴンよりも後の番号じゃん!?」
それを見たキルアは驚き
「俺とレオリオとクラピカの後に会場にやって来たって事は
サトツさんが現れる直前にエレベータの音が聞こえたからその時かな?」
ゴンはボクが会場に来たタイミングを予想していた
「君…正解……」
ボクはゴンを指差してそう言うと
「君って……俺はゴン!君の名前は何て言うのかな?」
ゴンが少し呆れたような顔をした後
自分の名前を名乗り
そしてボクの名前を聞いてきた
何故ゴンが呆れたような顔をしたのかと言うと
多分ボクの身長がゴンよりも頭一つ分ぐらい小さくて
年下だと思ったからだろう
だがしかし
ボクの今の年齢は11歳!!
ゴンとキルアとは同い年なんだ!!
まぁ見た目ちっちゃいけどね!!
あっちなみに今ボクは短パンにTシャツと言うラフな服装で
髪型は肩にかからないぐらいのショートヘア
そして未だ胸は全く育って無い
何が言いたいかと言うと
多分ボクは周りからは男の子だと思われていると言う事だ
まぁそれはどうでも良いとして
ゴンが名乗ったのだから自分も名乗らなければと
「ボクは…ヒカリ……」
そう自身の名を告げた
すると
「俺はキルア っでヒカリは年いくつ?んでいつ追い抜いたの?」
キルアがボクの年齢を聞いた後に
何処でキルア達や試験官を追い抜いたか聞いてきたので
「11歳……開始10分後ぐらい?」
「えっ!?同い年っ!?」
「はぁ!?開始10分後だって!?」
ボクが素直に事実のまま答えると2人は驚いていた
そしてそまま会話を続けようとした所で
地下からの出口のシャッターが閉まり
試験官のサトツさんが話し始めたのでボクたちは口を閉ざした
「ここはヌメーレ湿原、通称『詐欺師日のねぐら』
ここの動物たちは人間をあざむいて食料にしようとする
騙される事の無いよう注意深く私のあとをついて来て下さい」
サトツさんがそう説明すると
「嘘だ!!そいつは嘘をついている!!」
地下からの出口の影から傷ついた一人の男が現れ
「そいつは偽者だ!!俺が本当の試験官だ!!」
サトツさんを指差しそう叫んだ
「これを見ろ!!」
その男が引っ張り出してきたのは人面猿で
何となくサトツさんに似ているよな気もする
そしてこの男は人面猿の説明をした後に
「そいつはハンター試験の受験生たちを一網打尽にする気だぞ!!」
男がそう言った瞬間数枚のカードが男の顔面に突き刺さった
その同タイミングでサトツさんと何故かボクにもカードが飛んできて
サトツさんは見事にキャッチして
ボクは半歩体を反らす事で回避した
「なるほどなるほど♠これで決定◆そっちが本物だね♥」
そう言ったのは
先ほどトランプのカードを投げた張本人ことヒソカ
「試験官ってのは審査委員会から依頼されたハンターが無償で任務につくもの♠
あの程度の攻撃を防げないわけないからね♥」
そう言った後に
「あとソコの君♥」
僕を指さした
「隠してる見たいだけど相当出来るね♠」
「…………」
ボクは何も答えずに黙秘し
その後はサトツさんが試験官への攻撃に対して注意をし
「それではまいりましょうか 二次試験会場へ」
ヌメーレ湿原を進みだした
全員が走り出したのを確認してから
のんびりと行こうと思っていたら
「ヒカリ早く行こうよ」
「急がねーと試験官のおっさん見失っちまうぜ?」
何故かゴンとキルアがボクの腕を引っ張り走り出した
そのままボクは湿原のぬかるみを走りながら
(あーぬかるで泥が跳ねて靴が汚れるー)
そんな事を思いながらゴン達の後をついていった
少し走ると霧が濃くなってきた頃
「ゴン、ヒカリもっと前に行こう」
キルアがそう言ってきて
「うん 試験官を見失うといけないもんね」
ゴンが答えた
しかしキルアの懸念はゴンのとは違って
「そんな事よりヒソカから離れたほうがいい
あいつ殺しがしたくてウズウズしてるから」
そんな会話を聞きつつ
ボクは無言で欠伸をしながら走っていると
離れた色々な所から『ぎゃー』とか『わー』とか叫び声が聞こえ
「ってぇーーー!!」
レオリオの声が聞こえた瞬間
隣を走っていたゴンがレオリオの悲鳴が聞こえた方へと走っていった
「ゴンのバカめ…この霧じゃ一度はぐれたらおしまいだってのに……」
キルアのそんなボヤキに対して
「……ゴンなら大丈夫」
ボクがそう答えるとキルアは勢いよくこっちを向いた後に
「……多分」
ボクはそう付け加えた
それから数十分後に
ボクたちは二次試験会場へとたどり着いた
そこにあったのは学校の体育館ぐらいの大きさの建物で
建物の正面には時計と
『本日正午二次試験スタート』と書かれた看板があった……
建物の中からは『ぐるるるる』とか『ゴォォォォォ』とか
変な音が聞こえてくるけれど
まぁ原作知識あるから何の音か知っているので問題なし
開始までの間キルアと軽く話していると
レオリオを担いだヒソカを見つけ
ゴンとクラピカの気が近づいているのを感じたので
「ゴン…来た……よ?」
キルアに伝えると
「はぁ?何言って……ってゴン!!」
疑惑の表情を一瞬見せたキルアは
そのすぐ後にゴンを視界にとらえて走り寄った
ちなみにボクはスルーだ
もうすぐ試験が始まるしね
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