ストライク・ザ・ブラッド 奇妙な右腕の不幸少年と奇妙な不幸吸血鬼
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逆さまの男
前書き
前回の続きです。
疑問に思った事、脱字が有ったらコメント下さい。
「やはり来たか。」
その男は巨大な培養器の様な中で逆さまで存在していた。
人間だか、それは当の前に死んでいる。
が今は生きている。周りある訳のわからない機材や何かで寿命を延ばしている
死ぬのが怖い臆病者
見た目は男、いや女にも見える。服は囚人の様な服、に見えるのだがまるで神の様な特別な何かを感じさせる。
「目的は禁書目録か、あるいは」
逆さまの男は目を斜めに向ける。
そこには布がびっしり巻かれ鍵をかけられた何かがあった。
禁書デスティニー
今は特殊な魔術により力を失い。只の薄汚れた古い本の様になっているがこれが解け魔術師、吸血鬼が手に持ち
それを使ったら間違いなく破滅の道を歩むだろう。
それ故に効果は絶大、使えば死者の世界から屍を生き返らせ魔力の上限を無くす。そして生き返った屍はいわゆるゾンビの様な状態になる。
朽ちない体、無限の魔力
それを実現させる事のできる禁書
代償は莫大な魔力、そして生命エネルギー
その地にある生きている物、全てのエネルギーを吸い取る。
恐らく禁書目録の禁書図書館にも無い唯一の禁書の1つ
「これはまずい事になったな、」
「全然困った様子には見えないが?」
逆さまの男の独り言を返した男
土御門元春
「何の用だ?」
「用が有るから来たんだろ。それにしてもこの状況ちいーとヤバくないか?」
土御門の言った言葉、それは一理ある。
この前奴等が何か仕出かせば吸血鬼の存在が表世界にバレてしまう。それにもし禁書目録が拐われでもしたら、
あの炎の魔術師が黙ってはいまい。それに魔術サイドからも圧力をかけられる、それだけは避けたい。
「さて、どうしたものか、」
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