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季節の変わり目

作者:naya
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昔話3

 
俺が碁をやめたなんて。そんなこと、あったっけ。俺が碁をやめるなんて、ありえないのに。母さんの質問には適当に答えておいた。病院は嫌いだから、母さんが勘違いしてまた俺をあそこに連れていくのは断固阻止したい。
 
でも、俺、何で囲碁を始めたのかも覚えてない。藤原さんが言ってた詰碁も。大人になっていくと、子供の時のことはほとんど忘れるんだろうか。
 
 俺が探してた人も、塔矢じゃないのに・・・。俺、何かおかしい気がする。8月以来の記憶の他にも、何かが抜けてる気がする。 
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