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39VS トランプ
本選開始から一時間半ほどが経過した。そしてついに俺は死銃と接触した。
「そんな貧相な武器で俺に勝てるかよ!」
相手の武器はショットガンにたいし俺の武器はただの拳銃だ。
俺は拳銃を発砲、相手はそれをかわす。それにもめげずにさらに発砲、でもやはりかわされる。そして俺の右手の拳銃がガチャ、ガチャ、となる。玉切れだ。トランプはそれを待っていたと言う感じに俺に向かってショットガンを撃つ。距離も近くうまくかわすことは難しい。ショットガンの玉はガンッと言う音をたてて地面に当たる。そしてその後俺の髪止めがポリゴンとして消える。
「………え?」
トランプがはとが豆鉄砲を食らったような顔をしている。無理もない俺はショットガンをかわしたからだ。俺は右手の拳銃を投げつける。そして左手の拳銃で発砲する。投げた拳銃に気をとられたトランプは俺の撃った玉を右手に喰らう。このゲームのペインアブソーバは低めに設定されている。普通に殴られただけでも現実に近い痛みを味わう。予選で右手をやられたときも激痛を味あわさせたからな。その痛みで相手はショットガンを手放す。武器のないこいつは剣のない剣士みたいなもんだ。左手の拳銃で発砲するもさっきの一撃で玉切れになったみたいだ。俺はこの武器を捨て構える。そして回しげりを相手の顎に食らわせる。そしてひるんだ隙に俺は背中のマシンガンを持ち相手を蜂の巣にする。そして相手の上にDEAD と表示される。これで相手は脱落した。
「決着はついた後はお前の知りたいことを教えてやる」
「私が聞きたいのはあの人の最後よ」
「ガイルは笑う棺桶のやり方に耐えられず俺達に全てを自白した。それをもとに俺達は討伐隊を結成し討伐戦を行った。俺達警務部隊はガイルの護衛についていた……俺は裏をかきすぎたあのとき俺達は迷宮区に入っていた。討伐隊と連絡をとるために俺が離れた隙に八人の笑う棺桶のメンバーが襲撃してきた。そして後はあいつのいったとうりだ………ガイルはずっとお前のことを思っていた。討伐戦が始まってからもずっとお前のことをな」
そう言うとアンナはその場に座り込む。その目には涙が浮かんでおり虚ろな目をしていない。
「………私はあの時から全てを恨んできたこのゲームをしてたのもあの人が銃を好きだったから……そしてあなたがこのゲームをやっているのを知って私はあの時の真実を知ろうとした……そのために死銃と接触した……私はここで抜ける気を付けて奴等はあなたの家を知っているそしてあの事も」
そう言うとアンナは近くに落ちていたショットガンを拾い上げ自分の頭に撃ち込む。そしてDEAD と表示される。取り合えずこの場はなんとかなったが少し嫌な予感がした。死銃は俺の家を知っている。そして俺が今まで隠し続けてきたあの秘密も………。俺はこの場を後にしてキリトの場所に向かう。本選開始から二時間残りは四人。
ALO 内
「すまない少し遅れてしまった」
私はここに菊岡さん……いやクリスハイトを呼んで事情を聞いていた。クリスハイトは全て否定していたけど笑う棺桶の事を告げた瞬間クリスハイトは全てを自白した。
「そのとうりだよ私はキリトくんとリュウヤくんに死銃について調べてもらっていた。ちゃんと死銃対策をしてね……まさかそんなことがあったとは知らなかったんだ本当にすまない」
クリスハイトには何か裏があるかもしれない。でも自分の失態を認めて謝るなんてある意味優秀な役人かもしれない。
「そういえばリーファは?」
リズの言葉に辺りを見渡す。確かに連絡をとるためにログアウトしていたリーファちゃんの姿が見えない。
「僕に連絡をしてきたのはリーファちゃんであっている他の人の声じゃなかったよ」
リーファちゃんは確かに連絡をした。でもここにはいない。もしかして
「リーファちゃんに何かあったのかも!」
でないとここにいない理由が説明できない。
「だとしたらヤバイかも知れねーぞ!確かにリュウヤの家にいるんだよなぁ?あいつの家は俺が知っているちょっくら行ってくる!」
そう言ってクラインさんがログアウトする。私も少し胸騒ぎがして病院でログイン中のキリトくんのとこに向かった
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