バカとテストと死んだ世界戦線
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反省とNPCと生徒会
前書き
今回は本編です。それではどうぞ~
第一連絡橋下 通路
昨日の夜、僕達は生徒会に拘束されて、第一反省室に放り込まれそこで一晩過ごすことになった
藤巻「あ〜やっと解放された」
秀吉「あんな固い床に寝かされたのは初めてじゃ……」
美波「首が少し痛いわ……」
高松「天使を失墜させれば私達の楽園となるんじゃなかったんですか?この学校は……」
大山「……何で上半身脱いでるの?」
それぞれ愚痴を言いながら、部屋を出ていく
日向「何なんだよ、あの連中は……」
野田「今度来たら天使同様返り討ちにしてくれる!」
ゆり「一般生徒だから攻撃は駄目よ」
ゆりさんの言うとおり一般生徒に攻撃はできない。でも、今回は何か引っかかるんだよなぁ……
明久「それにしても変だよね。今まで僕達にこうやって反省させる一般生徒なんていなかったよね?」
ゆり「私もそれが気になってたのよ。ここまでするのはなかったわ」
ムッツ「……天使が抑止力になっていたとか?」
ゆり「そうね……NPCの行いは基本的に私達のなすべき模範だけど、感情は現実の人間と同じ物。どんな偏屈な奴がいたって不思議じゃないって訳か……」
要するに僕達と同じ人間ってことか……
音無「つまり、行き過ぎた奴もいるってことだな」
霧島「……それがあの生徒会長代理」
雄二「返り討ちが出来ない分、天使よりも厄介だな」
松下「どうする?ゆりっぺ」
ユイ「なら、色仕掛け行きますかー?」
いやいや、ユイ。それは君には無理じゃない?だって胸の辺りが……ねぇ?
日向「お前のどこに色気があるっていうんだよ?」
ユイ「んだと!見たことあんのか?」
日向「上着越しでも十分分かるよ」
ユイ「揉んだことあんのか?絶妙な柔らかさなんじゃーい!!」
美波「う、ウチだって柔らかいんだからね!!」
明久「いや、それはなぎゃあ────!!僕の関節が不自然な方向に───!!」
椎名「………あさはかなり」
いつもの様に騒ぎながら校長室へと向かっていった
校長室
高松「それで、これからの活動はどうしますか?」
日向「ようやく来たか……」
ゆり「試しにちょっと動いてみましょう。とりあえずそれぞれ好き勝手に授業を受けてみて。あ、一般生徒の邪魔はあんまりしない様に。以上、解散」
だらけた声で校長室を出る前に音無君と僕がゆりさんに呼び止められる。はて、一体どうしたのだろうか?
ゆり「二人共、これ持っときなさい」
音無「あれ?その無線機ってここでは貴重な物なんじゃ……?」
明久「何で僕なんかに?」
ゆり「いいから。今は作れる人がいるし」
一瞬、ムッツリーニかと思ったけど……気にしないでおこっと。無線機を貰った後、教室へと向かった
学習棟A棟 教室
雄二「にしても、何とも言えねぇ光景だな……」
明久「だねぇ………」
音無「そうだな………」
日向「だなぁ………」
僕と雄二と音無君と日向君が見ている光景はこんなのである
ユイ「先生、トイレ!!」
教師「またか……行ってこい」
ひさ子「は~い。またあたしの一人勝ち♪」
藤巻「ひさ子強すぎんだろ!!」
松下「女相手に負けるとは……」
TK「Oh no!!」
教師「そこの一角もう少し静かに……」
ひさ子「ああ、すいません」
野田「……………zzzz」
教師「…………………」
他にも筋トレをしている高松君、指一本で箒を支える椎名さんもいる。異様と言ってもこれは消えない為の僕らなりの対処の仕方だ。仕方のないことである
音無「俺達はどうする?」
雄二「ま、こうやって喋ってればいいさ」
明久「その方が楽だしね」
ユイ「先生、トイレ!!」
教師「………行ってこい」
ちなみにユイは1分置きにトイレに行っている生徒をやっている。そしてユイが扉を開けた先には
ユイ「ひぃぃ!?」
直井「そこまでだ貴様ら」
そこに生徒会長代理の直井君が現れた。姿を確認した後、僕達は颯爽と窓から飛びさった
明久「あれ?野田君は?」
日向「あいつ、寝てるからな……」
雄二「明久。回収に行くぞ」
明久「はいはい……了解っと」
野田君を回収するために教室に戻ると、今にも連れ去られそうな状況になっていた
明久「雄二!!ど、どうしよう!」
雄二「大丈夫だ、俺に考えがある。くらえ……必殺」
僕の首根っこを掴むと投げる態勢に入る。何かいやな予感が…………
雄二「明久ボンバー!!」
明久「やっぱりかぁ────!!!!」
投げられた僕はそのまま直井君に激突して僕はそこで気を失った
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