問題児たちが異世界から来るそうですよ?〜何気にチートの雷属性〜
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2話
前書き
1話を読んで下さった方、ありがとうございます(^ω^)
今回は、少し長いです
では、どうぞ!
「あ、有り得ないのですよ。まさか話を聞いてもらう為に小一時間も消費してしまうとは。が、学級崩壊とはこの様な状況に違いないのデス」
「いいからさっさと話せ」
「うぅ…」
ひとしきり黒ウサギの耳いじりが終わった後、黒ウサギが説明に入る
ーーーーーもちろん書くのは面倒なのでハブらせて貰うが
「まてよ黒ウサギ。俺がまだ質問してねぇだろ」
説明が終わり、十六夜が問いかける
ーーーーーこの世界は、面白いか?とーーーーー
それを聞きたかったのは他の三人も一緒だった為、黙って黒ウサギを見る
手紙には家族、友人、財産、全てを捨て箱庭に来いと書かれていた
手紙の内容は簡単に言えば『全てを捨てれば、楽しませてやる』ということ
これで面白くなければ来た意味がない
黒ウサギは笑顔で答える
「…YES。『ギフトゲーム』は人を超えた者たちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」
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「なぁ、ちょっと世界の果て見にいかねぇか?」
黒ウサギの案内で歩いている途中、十六夜が雷輝に話しかける
「んー…」
雷輝は考える
世界の果てはその気になれば何時でも見に行ける
しかし、この広い場所で、黒ウサギ達と離れて、合流出来る自信は微塵も無い。迷子になる
「いや、いいや。黙っておいてやるから、お前だけで行ってこい」
そうなれば、勿論黒ウサギから離れるのは良くないだろう
なので、断わった
「んだよ、つれねーな。まぁ、いいや。じゃあ、お嬢様達にも黙っておくよう言っておいてくれ!」
そう言って十六夜は遠くへと走っていく
「だとよ、久遠さん?春日部さん?」
「ええ、了解よ。糞虫」 「分かった」
飛鳥と耀からの返事はOK
つまり、黙っておくということだ
「うん、なんでここまで久遠さんは俺の事を嫌うんだろう。まだ知り合って間もないよね?俺なんか悪い事した?」
「存在が悪いわね。」
「うわお全否定!」
「…私が空気に…。」
雷輝と久遠の口論と、耀の呟きが終わった後、黒ウサギが口を開く
それは俺たちに発せられた言葉ではなく、目の前にいる少年に向けての言葉だった
「ジン坊っちゃーン! 新しい方を連れてきましたよー!」
声を掛けられ、ハッと問題児達の方を向く少年
「お帰り、黒ウサギ。そちらの三人が?」
「YES!こちらの御四人様が………え、あれ?もうひとりいませんでしたっけ?全身から"俺問題児!"ってオーラを放っている殿方が…」
「「あぁ(あら)、十六夜(君)の事?アイツ(彼)なら世界の果てに行ったぞ(わよ)?」」
飛鳥と雷輝のタイミングが被る
「…最悪ね。こんなゴミと被るなんて」
「俺ついに生物じゃなくなったね!?ソロソロ泣くよ!?」
「冗談よ」
そう言ってクスクス笑う飛鳥
口に出してる程、飛鳥の中で雷輝の好感度は下ではないようだ
「わ、笑い事じゃありません!"世界の果て"には野放しにされている幻獣が!出くわしでもしたらとても人間には太刀打ちできません!」
一人慌てた様子のジン
「あら、それは残念。もう彼は…」
「ゲーム参加前にゲームオーバー?…斬新」
「え?嘘幻獣なんていんの?やっべ俺も十六夜について行けば良かった」
ジンが言った事に、三者三様の態度をとる
「…ジン坊ちゃん。申し訳ありませんが御三方のご案内をお願いしてもよろしいでしょうか? 黒ウサギは問題児を捕まえに参ります。"箱庭の貴族"と謳われるこのウサギを馬鹿にしたこと…骨の髄まで後悔させてやります!」
そう言って、黒ウサギは髪をピンクにして駆け出す
「一刻ほどで戻ります!皆さんはゆっくりと箱庭ライフをご堪能ございませ!」
「…箱庭の兎はずいぶん速く跳べるのね」
「ウサギたちは箱庭の創始者の眷属、力もそうですが様々な権力の他に特殊な権限も持ち合わせた貴種です。彼女ならよほどの幻獣と出くわさない限り大丈夫だと思うのですが…」
「今からでも遅くないかなぁ……いやでも一回断ってるし恥ずいなぁ…でも幻獣も気になるし…」
飛鳥が感心し、少年が心配し、雷輝が考え込む
「…うん、よしやっぱ行くわ!俺もすぐ戻る!!」
さっきまで考え込んでいた雷輝が、結論を出したかと思うと、飛鳥達にすぐ戻る発言をしーーーーー
ーーーーー消えた
いや、正確には消えた訳ではない
ただ、速すぎて消えた様に見えただけだ
「「「…え?」」」
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「どこまで遠くに行ったのでございますか…!あの問題児様はぁ…!」
走りながら独り言を言っている黒ウサギに後ろから声が掛かる
「おい!黒ウサギ!」
振り向くと、そこには雷輝がいた
「え、ええええぇぇぇ!?ら、雷輝さん!?な、なんでここに!?」
黒ウサギは驚く
しかし、驚くのも無理は無い
黒ウサギは今全力で走っている
黒ウサギの脚は速い
黒ウサギ自身も、自分に追いつける者はそうそう居ないと思っていた
しかし、そんな黒ウサギの全力疾走に、軽々と追いついてきた雷輝
プライドがズタズタだ
「とりあえず、俺の質問に答えろ!!世界の果てってどこ!?」
「え、えぇと、い、今私達が向かっている方向を真っ直ぐ行けば…」
「おーけぃ!サンキュー!!」
バチバチッ!!と音をたて、またもや雷輝は消える
「ーーな、なんなのデスかぁぁぁぁ!?」
後書き
…どうでしょうか?
終わらせ方が微妙でしたかね?
読んで下さりありがとうございます
感想、意見ありましたら、遠慮無く言って下さい(^ω^)
では
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