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ソードアート・オンライン handle a system

作者:ハマT
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30世界の種子

ALO 事件から数ヵ月俺達は国が整えた学校に入学した。全国で起きたSAO 事件、その被害者が入学した学校だが遠くの生徒は通えないため全国にその学校が作られた。俺達が通うのは東京にある学校そこには俺や和人以外にもリズやシリカ、アスナも通っていた。
午前中の授業が終わり俺はいつものとうり食堂に来ていた。そこではリズとシリカが窓の外を睨んでいた。大体の理由はわかる。アスナと和人がイチャついているからだ。
「そんなに嫉妬してもなんもかわんねぇよ変えたいと思うなら戦え」
「リュウヤさん………」
「そう思うならその落書き何とかしなさい」
そう言ってリズは俺に鏡を見せてくる。そこに写っていたのは、俺の顔(猫髭付き)。
「いつの間に?!」
「どーせさっきの授業ねてたんでしょ」
仕方ねぇだろ昨日は明け方までウェンディーネのパーティの護衛だったんだから。
「ほんとあんたはどこか抜けてるんだから」
「そう言えばリュウヤさん今朝間違えて私の教室に来ましたよね………寝ながら」
「遅刻はしてないぞ」
「遅刻はしてないぞ……じゃないわよ!!あんたどうやったらそんなことできるの?!」
いいじゃねぇか別に教室を間違えるくらい。みんな一度はしたことあるだろ。
「つーかお前ら今日のことわかってんだろーな」
「わかってるわよ」
「ダイシーカフェですよね」

ALO で行われていた須郷の非道な実験、それは全て明るみに出て須郷は逮捕、リョウヘイも重要参考人として警察に事情聴取を行われている。最初、須郷は実験を否定全てリョウヘイに罪を擦り付けていた。しかしその悪あがきも簡単に打ち砕かれた。俺が世界樹でコピーしたデータを公開したからだ。 それにより須郷はあっさり自白した。そしてその影響を受けアーガスの代表取締役を含む重役のほとんどが辞任ということになりVRMMO は、その存在を危うくさせていた。SAO 事件とALO 事件の影響によるものだ。一時期ALO 自体もサーバーのデータを全て消去しまたこれから出るVRMMO ですら発売中止を叫ばれる事態となった。しかし和人がばらまいたプログラム、ザ・シードによりVRMMO なんとか持ち直した。

俺はアスナとスグ、和人と共にダイシーカフェに向かっていた。SAO でともに戦ったみんなと打ち上げをするためだ。
「あ、ちょっと用事を思い出したから先に行っててくれ」
みんなを先にいかせ俺は、後ろをついてくるアイツに向かって話しかける。
「久しぶりだな空也」
「やっぱりリュウヘイちゃんだ!!」
こいつは大空空也、中学のとき俺に告白してきたやつだ。もちろん男だ。
「何度も言うが俺は……」
「わかってるよ第三の性別だよね」
「いやそうじゃないんだが………」
こいつはいつも俺を男扱いしない。他のクラスメイトはちゃんと男として扱ってくれるんだが扱ってくれないのはこいつだけだ。………てかALO のアバター見せたらこいつ完全に女だと思ってしまうな。何がなんでもバレるわけにはいかない。
「そうそうこれリュウヘイちゃんが寝てる間に完結したんだよ」
そう言って手渡してきたのは今も人気を誇っている海賊漫画。俺もよく読んでた。SAO からかえって来た後は色々あってまだ読めてない。今日やっと区切りがつくからなんとか読めると思ってたけどまさか終わってたなんてな……忍者の漫画や魔導士の漫画も結構前に終わってたけどやっぱり人気作品が終わるのってなんか寂しいな……
「リュウヘイちゃんにこれ全部あげるから付き合ってよ」
「やだ」
「そんなこと言わずにね?」
こいついつもならここで諦めるのに食いついてきやがった!!その後俺は空也から必死に逃げ回り結局パーティにいけなかった。その腹いせに警察の前でストーカー扱いしたのはまた別の話

ダイシーカフェでのパーティが終わって私はALO のなかにいる。あのパーティに私は馴染めなかった。リュウヤも来なかった。しばらく上に向かって飛んでいくとなにかに弾かれ私の体は地面に向かって落ち始める。飛行限界高度だ。落ちていく私の体を誰かが受け止めてくれた。リュウヤだ。
「どうしたんだ?スグ?よかったら相談に乗るぞ」
「私にはあの城の記憶がないだから私あのパーティに誘われても断ったら……」
「あの城の記憶なんて俺もねぇよずっと攻略組として戦い続けてきた和人やアスナみたいに途中で最前線を離れたことなかったからな」
そんな話をしていると突然金のおとが鳴り出した。そして私達の頭上を照らしていた月の光がなにかに遮られる。あれは……
「浮遊城アインクラッド?!」
何度か見たことある。だから間違いない。
「おーいいちゃついてないでいくぞ」
後ろからはクラインさんを始めサチさんやシリカちゃん、リズさんにブラットナイトのみんながあの城に向かってる。
「リュウヤ、スグいくぞ」
お兄ちゃんとアスナさんもあの城に向かってる。
「あの城の記憶なんて必要か?」
そう言われて今まで事を思い出す。確かにゲームのなかではみんなのリアルは分からない。
「………だスグ……」
「え?」
「なんでもねぇよいくぞ」
そういったリュウヤの顔は少し赤かった。私はリュウヤと共にアインクラッドに向かう。私たちは少しずつ二年間の空白を埋めていくんだ。そしていつか私の気持ちにも決着をつけたい。
 
 

 
後書き
キ「さて作者」
リ「投稿予定時間17時、実際の投稿時間18時、いいわけを聞こうか」
作「かきおえたあと次のファントムバレットの部を追加したら後半丸々消えた……本当にすみません!!」
キ「もうひとつあるだろ」
作「途中で出てきた海賊漫画や忍者の漫画等の設定は全てこの作品のオリジナル設定です実際にそうなるかは分かりませんのでよろしくお願いします」 
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