バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~
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番外編俺と翔子と如月グランドハイランドパーク
文月学園での騒動が終わって俺はある場所に来ていた。
「…………雄二入ろ」
如月グランドハイランドパーク、清涼祭試召大会の賞品に出ていたプレオープンのチケット俺は明久に譲ったはずなのだが……なぜか翔子が持っていた。仕方なく来たのだがこれで来たカップルを結婚させるらしい。なんとか逃げないと………
ハイランドパークに入ると従業員がチケットを確認しに来た。
「………これで」
「?!これは……」
従業員がチケットを渡されると少し驚いた顔をした。
「もしかして使えないのか?」
俺としてはその方が嬉しいんだがな
「いえ少しお待ちください」
そう言うと従業員は無線のようなもので連絡を始めた。
「私だ、ターゲットが来た。確実に仕留めるぞ」
「おい今なんか不穏なこと言わなかったか?」
「いえそんなことありません、それよりこのチケットは特別なものですのですみませんが写真の方をとってもよろしいですか?」
「断「断ったら実家にたわしとウニを混ぜて送りつけますよ」いいだろう」
そんなことされたらお袋はたわしをウニと勘違いして食卓にたわしが並ぶ!!
「えーとカメラは……」
「どうぞ」
「ああ、あなたが持ってきてくれたんですか」
帽子を深くかぶった、一人の男がカメラを持ってきた。もしかして……。俺は携帯をだしあのバカに連絡する。目の前の男に変化はない。
『もしもしどうしたの?雄二?』
明久が電話に出るが目の前の男に変化はない。どうやら思い違いだったようだ。
「わりぃなんでもない」
そう言うと俺は電話を切る。そんなわけないよかクラスメイトがここにいるなんて……。
「そういや如月が平賀とイチャついてたな」
「それ本当か?!」
間違いない一真だ。
「鈴のやつ秀吉以外のやつとイチャつきやがって」
秀吉ならいいのか……
「お前がいるってことは明久たちもいるんだろ」
まぁいいどうせ途中で逃げたらいいだけの話だしな。
『私~♪のバ~カ♪』
「あ、もしもしどうした?鈴、………雄二を逃がすな?何で?この件が失敗したら如月グループが倒産?!それ本当か?………了解」
…………逃げられなくなった。早めに終わらせてやるか。
「さて写真とるなら早くしろ」
「お、あそこで写真とってるぜ」
「いいねリョータとろうよ」
俺たちのとこに来たのは明らかに不良にしか見えないカップル。
「おいこんなブサイクよりも俺たちの写真とれよ」
カップルに何か言おうとする翔子を止めながらこのやり取りを見る。どうせバカにされたところでなんも思わない。
「申し訳ありませんこちらの方は特別でして……」
「あぁん何が特別だ?こっちはオ・キ・ャ・ク・様だぞコラ!!」
「キャーリョータカッコいい!!」
特別なやつでないと無理だってのに諦めろよ。
「そう言われても無理なもんは無理なんだよ!!」
「何だ?テメェーは?」
「如月グランドハイランドパークの案内係責任者兼如月グランドハイランドパークそう責任者だ」
「責任者ならどっちが正しいか分かるだろ!!」
「ああ分かるさ少し待っていろ」
そう言うと一真はどこかに連絡を始めた。
「申し訳ありません如月グループ総責任者補佐である如月鈴よりあなた方二人の入場を取り消すことが決定しました。勿論料金はお返しします。」
「はぁ?!なんだよそれ」
一真の一言に反論する不良だが警備が来た瞬間黙って外に出ていった。何かされなきゃいいけど…………。
写真を撮りぶらぶらと歩く。途中明久と姫路に進められお化け屋敷に来ていた。
「にしても特になんもないな」
「………怖がらせるならもう少し何かしてほしい」
入ってから五分たつが何もない……すると少し何かの声が聞こえてくる。多分聞こえるはずのない俺の声が聞こえるったやつだろう。たしかにこれは………
『翔子より姫路が好みだな胸大きいし』
…………これはたしかに怖い。俺は恐る恐る翔子の方を見る。対する翔子は……
「……雄二浮気は許さない」
怒ってないと思って前ぶりを入れたがやっぱり怒っていた。そして翔子の周りにいろんなものが落ちてくる確かに怒っていてもこれなら………
釘バット
……逃げるしかない 。
しばらく逃げたあと俺と翔子はいよいよ今回の目玉イベントに来ていた。ウェデイング体験。このパークに来たカップルを結婚させて幸せになるって言うジンクスを作ろうとしているらしい。まっどうせそれも本当になるしな。俺は………あ、いや何でもない。
「……雄二」
しばらく待っているとウェデイングドレスに身を包んだ翔子がいた。キレイ…… 凄く似合ってる。
「あ、その、なんだ……似合ってるぞ」
「……雄二!!」
翔子は俺に抱きついてくる。俺はかわさず抱き締める。
その後イベントは終わり俺と翔子は着替えて帰っていた。でも翔子は少し寂しそうだった。ウェデイング体験は本当に少しの時間だけ……終わったら残ったのは最初の写真だけ……俺はそんな翔子に如月に頼んで貰ったあるものを渡す。
「……雄二!?」
「せっかくの思い出なんだこれくらいいいだろ」
ウェデイング体験で翔子が身に付けていた、ウェデイングベール。これを受けとると翔子は笑顔で俺に抱きついてくる。その笑顔が可愛かった。今回の件明久が如月たちに頼んでしたことらしい。アイツには借りができたな。そう思いながら俺達は家に帰った。
後書き
明久「そういえばしばらく短編やるっていっけどどれだけやるの?」
雄二「一真と如月の話、ヤスと一真の話、この二つは確定事項後案ができたら明久のインタビューと秀吉と如月の話そして僕とプールと水着の楽園だな」
明久「そういえばそろそろ如月さんの出番増やさないとオリ主が一真だと勘違いされるよね」
雄二「だな」
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