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わたしの見る世界

作者:
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第2の新しい世界

 
前書き
雲とはふわふわしていた
綿あめのようにふわふわって



でも、それは決して触れない。


なぜなら、固体ではないから。
飛び乗ったら、まっさかさまに落ちていった


 

 

 
空からは桜が舞った




入学式。


この時、私は母親と大喧嘩の真っ最中の時期で、
入学式のときの写真など、1枚もない。


撮ってくれる人も何もなかったから。





母親との喧嘩は3月から始まっていて
圭介にも相談をしたりしていた。




高校に入ってからもそんなことで圭介には
いつも遠くで支えられて、毎日お互いの高校生活を話して


離れていても大丈夫。



って、私は勝手に思っていた。





数か月が経った頃、圭介は冷たくなった。

メールに対する返事はそっけなく、話も続かない。

それでも私はいつもと変わらぬようにしていた。


だけど・・・・



別れは突然だった


「哀のこと、好きかわかんなくなった。」

わかんないってなに?


「別れよう」

いや、意味わかんないし!



私は必死につなぎとめようとした


「会って話さない?」

といったら、


「会いたくない」

といわれた。



メールでのほんの何分かのできごと。


ほんの何分かの学校での帰り道だった。


涙が止まらなかった。




圭介には私が重かったのだと思う

たくさんの相談もした。頼りすぎたのだ。

いくら後悔してもどんなに思い返しても

事実は変わらなかった。





大好きで大好きで大切な人だった


彼と別れた。







そして私のどこか奥底の歯車のような

ねじがはずれていった・・・・






 
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