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銀河魔女伝説シリーズの外伝や各種設定

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ある転生者のチートな物語

 
前書き
何となく頭に浮かんだ転生物です。GS美神のキーやん、さっちゃん、ヒャクメがでます。
 

 
宇宙歴796年 帝国歴487年2月5日

■自由惑星同盟アスターテ星域  第六艦隊旗艦ペルガモン   ジャン・ロベール・ラップ  

「あー困った。このままじゃ宇宙の藻屑じゃなか」

第六艦隊旗艦ペルガモンで悩む男が一人、第六艦隊次席参謀ジャン・ロベール・ラップ准将その人であった。

チクショウメー!キン肉マンの世界だと思って転生したら死亡フラグ満載の銀河英雄伝説の世界だし。こんな世界に転生させた以上、もう少しましな場所へ配置しろって言いたいが、あの駄目女神”アスターテでは必ず第六艦隊旗艦に配属するのね”ってぬかしてやがって、その通りになったじゃないか!


そうなのである、この銀河英雄伝説で主人公の一人、ヤン・ウェンリーの親友で原作初っ端にもう一人の主人公ラインハルト・フォン・ローエングラムの攻撃であっさり戦死する、ジャン・ロベール・ラップは転生者だったのである。

しかし幾ら転生者でも宇宙空間に放り出されたら死ぬのは必至、何とか作戦を変えさせようと苦労するも、第六艦隊司令ムーア中将は、原作通りの無能な石頭の上に、参謀長から分艦隊司令に至るまで、猪突猛進の馬鹿ばかりと来ては、ラップが幾ら指摘しても却下されまくりである。

その上、あまりに言い過ぎたために、原作より早く罷免され自室謹慎を言い渡される始末であった。


元はといえば、単に鳥インフルエンザに感染して死んだ訳だが、目が覚めたら三途の川で溺れているという始末、藻掻いているうちに何か手にした途端いきなり巨大な釣り針で釣り上げられたらヒャクメにご対面。

「おめでとうなの、転生券ゲットなのよ」
「はぁ?」
「貴方が、拾った籤が転生の当たり券だったのよ」

「あーーーーーーーーーーーー!」
「いきなりなんなのね?」
「ヒャクメ様?」

「知ってるのねー」
「GS美神読んでたし」
「そうなのね。あれは作者にインスピレーションが行ったのね」

「何で、三途の川に当たり券が?」
「それは私達が説明しましょう」
「あー、キーやんにさっちゃん!」

「そうですよ」
「いかにも」
「お二人にお聞きしたいのですが、なぜ当たり券が?」

「さすがは落ち着いていますね」
「まったくだな」

「それでは私から説明しましょう。ぶっちゃけデタントで暇なので、適当に娯楽のために転生させよう言う話を麻雀の席で私とさっちゃん、ぶっちゃん、あっちゃんで話が出ましてね」
「それは面白いと、酒が入っていたからな」
「そういうことなのですよ」

「なんか壮大な話かと思ったら、そんな理由とは」
「それでな、転生というか憑依なんや」
「憑依ですか」

「そうなのだよ、其方が籤を引いてもらって出た人物が演じているキャラに憑依転生してもらう」
「えーと、演じてる人物というのは?」
「あれなんやよ、籤で引き当てた声優が声を当てたキャラに憑依って言う話や」

「はぁ?」
「ランダム感があって良いと魔界天界とも大人気なのだよ」
「つかぬ事をお伺いしますが、私で何人目ですか?」

「まだ始まったばかりですから、貴方で4人目ですね」
「安心するがいい、一つの物語には一人の転生者しか行けないようにしてあるからな」

「というわけで、籤を引いてください」
「引くとよいぞ」

「えい、毒を食らえば皿までだ!」
「おっ田中秀幸と出たな」
「面白い選択が出ましたね」

「どれどれ、代表作はテリーマンに大豪院邪鬼にトキですか」
「キン肉マンと魁男塾と北斗の拳かよ、どれも格闘ものじゃないか」
「まあ、ランダムですから、それも一興ですよ」

「というわけで、逝ってくるとよい」
「あんじょう、きばってな」
「がんばってくださいなの」

そういわれた途端、床に穴が開いて真っ逆さまに落ちていった。
「このパターンかよーーーーーー!!」


そして俺は、金髪に生まれたんだが、12歳まで転生憑依の記憶は戻らずにジュニアハイスクール入学時にそのことを思い出したんだが、この世界、キン肉マンでも魁男塾でも北斗の拳でも無く、銀河英雄伝説の世界だった!

そう金髪に生まれたが、俺はジャン・ロベール・ラップに転生憑依していたのである。

記憶が戻ったとき、何でだー!!ってその日は一日部屋に閉じこもって両親を心配させたが、考えてみれば、軍に入らなければ良いと考えがまとまり、気分が楽になった。

士官学校に入らなくても徴兵される可能性が高い以上、理工系あるいは政治系の学校へ行くべくその日から勉強に励んだんだが、どうやら色々なキャラクターの力が混じっているらしく、身体能力はテリーマンや大豪院邪鬼のがスペックが有ることが判り、トキの知識から北斗神拳も使えるようで、さらに調べたらロードス島戦記のスレインまでキャラに入っていたから、魔法が使えるという何この厨二病とか、Oretueeeeeかの世界だが、実生活で使えないスキルばかりで、唯一役に立ったのは吹き替えしたジェームス・ボンドのスパイ能力ぐらいとは、とほほだった。

それでも、007の知識量で学校ではトップクラスで3年間過ごして理工系へ行こうとしたら、ヒャクメが現れて、“ごめんなの、既に士官学校へ進学のシナリオがきまっているのね^-^”とぬかして行きやがるから、“だが断る”と叫んだが後の祭りで、勝手に士官学校へ入校がなぜか決まっていた。

後で調べたら、優秀だからと軍から直接召集令状で士官学校へ入校という、民主主義って何って事をしていた。ちくせう、シナリオが決まっていやがった!


泣く泣く士官学校へ入校して、シナリオなのかヤンとも知り合ったが、唯一のよい点はヤン・ウェンリーが原作通りの性格でよかったわけで、それにグリーン・ワイアットの知識で本格的な英国風紅茶談義ですぐに打ちとけたことだ。

士官学校時代はごく普通に過ごしたが、ジェシカだけは好みじゃなかったので、ヤンに興味が行くように色々イベントを仕込んで見事にヤンとジェシカが付き合うことに成功した。この辺はシナリオが無いみたいでホッとし訳だ。出征前に結婚の約束という死亡フラグが減るしね。


士官学校ではドカベン山田太郎の能力も有ることが判ったけど、この世界、野球が廃れていたので役にたたず。フライングボールは勝手がわからず、ドカベンの能力を利用できなかったんだよな。

士官学校では適当に過ごそうとしたが、手加減が出来かねて、学年一の身体能力でシミュレーションでヤンに負けた以外はワイドボーンも負かすぐらいで、結局士官学校を次席で卒業するという、とんでも無い事をしでかして、そのまま宇宙艦隊司令部へ配属されて、とんとん拍子に出世して、今となっては准将閣下、それでも戦争に負けないようにとロボス司令長官に散々換言した結果、フォークの野郎に嵌められて、第六次イゼルローン戦後に外へ出されて、第六艦隊次席参謀へ転籍させられたわけだ。あの野郎、いつか潰す!

そして、第六艦隊から逃げられない状態でアスターテへ来ちまった訳だ。
やばいぞ、第四艦隊が消えれば次はうちなのに・・・・・・ 
 

 
後書き
というわけで声優ネタです。 
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