戦国†恋姫~黒衣の人間宿神~
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一章
拠点に帰還
「この世界ももうすぐ安定するだろう。ご苦労だった、ブリッジス少尉に篁中尉」
「いえ、この世界を救ってくれたのはあなたです。織斑少将、そしてブラック・シャーク隊の人たちに感謝を申し上げます」
今俺達は、地球にいる全てのBETAを全滅させてハイヴも消滅させた。全てはブラック・シャーク隊のおかげだ、国連太平洋方面第11軍横浜基地第207衛士訓練小隊の皆や特殊任務部隊A-01の皆全員生きてるしな。無論本来の主人公である白銀武も生きてるし、確か今回で3度目だと言っていたが無事作戦完了したし、オルタネイティヴ計画は白紙になった。BETAがいないからな。それにクリスカやイーニャも特殊粒子のおかげで特殊な蛋白を取らなくてもいい身体になった。あのП-3計画も潰した。イェジー・サンダークは処刑。今はクリスカとイーニャも国連軍の者と一緒に仲良くしている。
「隊長。機体は既にお返し済みですので、お気をつけて」
「ああそうだな劉零。あの世界でまた会おう」
そう言って俺はスメラギに乗ったが、今は地球の横浜にいる。ISチームもよく活躍したと思うから、連れてきて正解だと思った。今まで使ってきたジンクスⅣとブレイヴは、スメラギの格納庫に入れた。横浜基地にいるのはブラック・シャーク隊のメンツだが、あの世界で待ってるから置いて行ってもいいのだ。
『織斑少将に感謝と共に全員敬礼!』
国連軍全隊とアメリカにいたはずのアルゴス試験小隊も敬礼していた。さらばだと心の中で言った後、スメラギは発進し大気圏突入をしてからゲートを開放後ここに来る前の世界という拠点に戻った。一方拠点である次元の狭間では、本来無の世界に家が建っていた。そこのリビングではトレミー1番艦と2番艦の艦長である織斑奏と織斑優斗が紅茶を飲みながら休憩をしていた。周りにはミーガン達前四大魔王と元神とアグニとオーフィスにティア、あと恋姫チームと大江戸チームが座っていた。その時奏のケータイが鳴ったので出てみた。
「もしもし・・・・こちら拠点D×Dにいる奏です」
『俺だ。久しぶりだな奏』
「一真!今どこですか?」
『今この世界の地球と月の間にいる。これからゲートを開放して次元の狭間にあるスメラギ専用ドッグに行くからな。ちなみにそっちはどのくらい年月が経った?』
「こちらはまだ三日ですが・・・・そっちでは違うのですか?」
『三日!マジかこっちは七年経ったぞ。詳しい話はそちらに戻ってから話そう。ではな』
と言って切った一真。七年も経っていた事は、凄く驚いたが今はここにいる全員に伝える義務があるので伝えた。
「皆さん・・・・一真がここに帰ってきます」
「本当か?奏。まだ三日しか経っていないのだが、もう終わらせたというのか?」
「いいえそれは違いますアグニ。あちらでは七年経過したと言っていました。恐らくですが、この世界とあちらの世界の時間軸が相当違うようです」
七年というキーワードで、皆驚いていた。そして詳しく話すと恋姫チームと大江戸チームは一真を出迎えするために外に出た。ちなみに大江戸チームっていうのは、前は天下チームと言っていたがそれではどこの世界の外史から来たか分からないから私が付けてみました。と来たようですね、超巨大母艦スメラギの到着です。
スメラギが再びゲートを潜ると懐かしき次元の狭間だった。結界を張ったので大丈夫だろうが、しばらく進むと見えてきた我が家だ。スメラギが完成した後からさらに土地が増えた。そして我が家のスメラギ専用ドッグに着艦した後、俺とISチームである箒達がスメラギに降りてからドッグの出入り口を開けた。
『お帰りなさいませご主人様』
『お帰りなさい一誠』
『お帰り一誠さん』
「ああやっと帰ってきたぞ。早速で悪いがリビングに行こうか。箒達は普段着に着替えてこい」
箒達は家の中に入った後、俺も続いて家に入った。久しぶりの我が家だが、ただこの世界では三日しか経ってないとは不思議なもんだ。俺はリビングに行きいつもの席に座るとアグニとオーフィスが隣に座ってきた。というより隣はアグニだが、俺の膝上にオーフィスがちょこんと座っていたけど。そして久しぶりの紅茶を飲んでいたら、普段着に着替えた箒達に恋姫チームと天下いや大江戸チームだったか各自席に座ったのでオーフィスを隣に座らせて俺は立った。
「皆の者、留守ご苦労さん。と言ってもお前らは三日しか経っていないと奏から聞いた時は驚いたよ。俺と箒達は約七年間別世界の外史にいた」
「七年とは寂しかっただろうな。で、あちらではどうだったのだ?一誠いや今の姿は一真だったな」
「うむ、BETAと戦っていた。正確にはマブラヴオルタネイティブ世界の外史だが。一度は2001年で帰還したが今回は長かった。だが少し休憩したらまたすぐに出撃する。新たな世界の外史が生まれたと奏から聞いたからだ。その世界の外史には今のところ俺だけが行く事になる」
「また行っちゃうんだ。でも今度はどの世界に行くの?ご主人様」
「桃香、その質問に答えよう。この前ある外史からSOSが出た事は覚えているか?そこに行ったら戦国時代の武将が皆女の子で男は新田剣丞であった」
「あーそれ覚えている。確か北郷一刀の妹の息子だったような、北郷一刀が今回は剣丞の叔父にあたるだったよね。そして北郷一刀周辺には桃香達がいたけど、外史から元の外史に戻ったという設定だったよね」
「そうだな吉音。今度は主人公がいない外史が創られたと聞いたんで、恐らく俺が行くと思っての事だろう。なので少し休憩したらまた出かけるのでな、今回ISチームは待機。前の世界では散々グロイのを見たからのでな、しばらくは休んでいろ。それにこの世界の外史と別の世界の外史は時間が違うらしいからな、あっちで一年経ったとしてもこちらでは半日しか経たないと思うし」
「ではブラック・シャーク隊はどうするのだ?今度の世界は戦国時代だ。戦国時代には国連軍という肩書無しでどうするつもりだ?」
「冥琳それは大丈夫だ。随分前に恋姫†無双の世界の外史に行ったらいたが、その時は黒鮫隊って呼んでた。いなかったらたぶん異空間かここで待機だと思うよ」
「黒鮫隊か、確かに私達がいた世界は横文字は一切なかったもんな。異空間、空間切断の能力で出させる訳か」
「それに異空間=ここにいるブラック・シャーク隊を使えばいいって事だから心配はないし、今回行く世界の外史での俺の設定はここと同じく創造神黒鐵となっている」
「なるほど、それなら安心してご主人様を行かせられます。ですがもしもの事があればいつでもお呼び下さい。我らはご主人様に救われた者であり別世界に行ける権利はありますので、いつでもお呼び下さい」
「ありがとう愛紗。それにここにいる者達は、別世界に行ける次元の駒を入れてある。俺が呼べば奏か優斗の船トレミーで来い。いつでも呼べるように準備だけはしておけ。では解散」
そう言って俺は解散と言った後、皆はいつでも行けるように早速鍛錬しに行った。ミーガン達も行こうとしたが、俺に抱き着いてキスをした後に行ったけど、アグニやオーフィスにもキスをしてから鍛錬所に向かった。残ったのは俺と奏と優斗だけだが、奏は隣に座ってくると抱き着いてきた。
「今度の世界は織田信長が夫になれと言ってきますと思いますが、正室は私であると約束できますか?一真」
「もちろんだ。俺の本妻はお前だけであとの皆も妻ではあるが、奏は正室で他は側室だろうな。もし織田信長が説得に応じなかったらお前を呼ぶ。認めてもらうまで説得するが、正室はお前だけで側室はアグニ達だ」
「はい。その言葉を聞けただけで嬉しいです。あと私の推測ではありますが、恐らく鬼を殲滅している時にドウターが来ると思います。その時は」
「父さんその時は僕も呼んでね。何たって父さんの息子だもの、父さんの力になりたいよ」
「ありがとな優斗。俺らソレスタルビーイング次元パトロール師団はいつでも心の中にいると思っているから寂しくはない。それに心で繋がっているしな」
「分かっているよ父さん。それに僕をトレミー2番艦の艦長にしたのは連絡しやすいためなんじゃないの?」
言ってたがまあいいや。とりあえず久々の家族で話した後、俺はトレミー3番艦に行ってから機体を格納庫に入れた。一応対ドウター戦と超大型の鬼とかいたような気がするし、あと最終兵器として黒鐵を召喚すればいい事だけどな。準備が出来次第トレミー3番艦は発進した。今回行く世界である戦国†恋姫に向けてゲートを開けて潜った。
後書き
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