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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)

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現れた偽物

ちゃっす!ユウジだ。

「僕の邪魔をするなぁ!」

現在蒼也に襲われている。

「お前、いつBJ変えたんだ?て言うか似合ってねぇぞ?」

蒼也のBJは青を中心にした黒ラインだが今のこいつは全体的に灰色だ。

「うおおおお!」

"ブンッ" "ブンッ" "ブンッ"

「当たらんなぁ~…つか弱くなったな…挫折か?」

「くそぉ!何で当たらないんだよぉ!」

蒼也?は怒り心頭で剣を振り回し、当たらないことにたいして更にキレている。

「はぁ……何か変な臭いがしたかと思えば…いきなり襲われるわ何だのと…」

そう、朝起きたら変な臭いがし、外に出てみたら空は曇っており、
複数の魔力が戦闘状態にあったのだ。

「……寝よ」

何かめんどくさい事に巻き込まれそうだったので退散しようとしたところ、

「お前!転生者だろ!お前も彼女たちに迷惑を掛けるつもりか!」

何とも懐かしみのある台詞が聞こえたものだから振り向いてみると武装した蒼也が
立っていた、と言うことで今に至る。

「くっそ…セイバー!一気に決めるぞ!」

そう言って剣を腰の辺りに持っていき、一声と共に振り抜いた。
て言うかデバイス返事してないぞ?

「エクスカリバー!」

「ん?ほい"キュウゥン…"」

向かってきた紫色の砲撃に手をかざして吸収・圧縮する。

「なっ!?僕の砲撃が!」

「キャッチ&リリースって事とで喰らっとけ」

固定しておいた紫色の球体(元エクスかリバー)にデコピンをかますと
先程の2倍はあるだろう砲撃が蒼也を飲み込んだ。

「ぐぁあああ……」

「…………あれ?ちょ、マジで!?
消えちゃったよ…え!?消し飛ばしちゃった!
あんな簡単に死ぬのか!?そんな柔な鍛練させてないはずだぞ!
冗談だろ!」

「ユウジー」

「いやいや、でも分身体ってこともあり得る」

「おーい」

「………なぁ!嘘だと言ってくれよ!」

「今目が合ったよね!?」

「蒼也ぁぁぁぁぁぁ!」

「聞けコラァ!」"バシィン!"

「何をする」

「あれ、僕の偽物だから」

「ふっ…知っていたさ。
俺を誰だと思っている?」

「…僕が現れてから気付いたんだよね?
それまで極限状態だったもんね?」

「……お前、言うようになったな」

「君とは結構な時間を過ごしているからね。
当たり前だよ」

「…まぁいい、それで?何が起きている?」

「ああ、それなんだけどね………」














「成る程、闇の欠片ね…」

「ユウジがあれだけやっても残るものは残るんだねぇ」

闇の欠片。
闇の書の闇が破壊された際に拡散し、逃げ延びたところで
闇の書に記録されたデータを元に構成されたプログラム。
データ元の見た目や感情等を読み取り再現する、言わば厄介なものである。

「……寝るk「手伝ってくれるよね?」……いつからいた?」

「何か何もないところに向かって『嘘だろ!?』とか
言ってた辺りから」

……何か寝るために帰ろうとしたら後ろにいつ現れたのか
笑ってない笑いを浮かべた高町がいた。

「さ、行くの。
みんな待ってるよ」

高町が何とも言えないオーラ出しながら俺の手を引っ張った。

「実は今から仕事に「そう言うの要らないから」…orz」

こうして私事、赤志ユウジは魔王高町「ん?」天使高町に有り難く
連れていかれたのだった……まる








「俺は……無力だ……」

俺は全員の前で両腕を掴まれ、連れられる宇宙人的な体現をしていた。

事は進展し、相手側である闇の欠片の目的を掴み、
それを打破するため、動いていた。
そして……

「待っていたぞオリジナル達ぃ!」

何かバカなテスタロッサがいた。

「レヴィ、少し黙ってください」

今度は凄く落ち着いた高町がいた。

「ふん、我にひれ伏しに来たか芥塵ども」

………誰を元にしたんだろう?
あんなやつの元になったやつは内心腹黒いんだろうなぁ。

「なんやとぉ!?」

「うぉ!?どうした車椅子少女!」

「もう使ってないわ!じゃなくて、誰が腹黒や!」

「はやて……言わなくても、分かってれば良いことってあるんだよ……」

「う、うぅ……リィンフォースぅ!二人が虐めるんや!」

「あ、主…よしよし」

八神撃破!これで勝つる!

「何にや!」

「あ、あの……」

「ねぇ、赤志さん……私とあの子、どっちが……その…」

「あぁ、あっちの方が落ち着いてて可愛げ在るよな。
実際あっちが本物だったり?」

「……(ドヤァ」「なっ!?」

……何か無表情だけどドヤ顔したのがわかる。
それに煽られて高町がキレそうになる。

「あ、赤志…あっちの私と私、どっちが強そうかな…」

「ん?そうだな…何かアイツバカっぽいし。
見た感じで言えば強いんじゃないの?」

「そうだぞ!ボクは強いんだぞ!」

「むぅ…」

……同じ顔同士で何か思うこととでもあるのか?
怒ったりドヤ顔したりむくれたり威張ったり…大変だなぁ…」

「「「「「「貴方(君)(貴様)のせいです(だよ)(だ)(なの)!」」」」」」

「わはははは!」






「ん"ん"っ!さて貴様ら…砕け得ぬ闇を渡して貰おうか」

「砕け得ぬ闇…厨二か?」

「煩いわ!茶化すな下老!」

ディアーチェとか言う八神(闇)が怒っている!
…ふむ、闇か。

「ふっ…ゲームの時間だ…」

「遊戯か」

「違う、闇遊戯だ。
因みに彼奴等は右から闇テスタロッサ、闇八神、闇高町だ。
我ながら的を獲ている」

闇の書の闇から産まれたんだから間違ってないよね。

「ゲームですか……」

「ボクは負けないよ!何せ強くてカッコイイから!」

「ふん、まぁ興に乗るのも王の務めだな。
して、どんなゲームかもうしてみるがいい」

何か本気でゲームするきになってんだけど……

「え?ホントにやるの?マジで?」

「しょうがないよ。
アニメネタ何て分からないって」

「早くせんか!」

「…何か楽しみにしてないか彼奴」

「……諦めよう」










「さて!ルールは簡単!
それぞれのタイプに合わせ、各種目に勝負をしてもらう!
種目は勉学、精神、戦闘だ!
組み合わせは

レヴィvsフェイト 勉学

シュテルvsなのは 精神

ディアーチェvsはやて 戦闘

となる。
負けた際には即退場!
罰ゲームは期待してろよ!」

取り敢えず説明は終わったから大丈夫。
何せ蒼也から聞いたマテリアル達の情報を元に組んだ
八百長試合だからな!
しかも負けたら直ぐに闇に帰される。

誰も傷つかない、平和的で良い解決法方だろ?






vsレヴィ

「任せてよ!オリジナルなんてケチョンケチョンにしてやるからさ!」

「おお!期待しておるぞ!」

「…頑張ってください」

向こう盛り上がってるな…さて、

「まぁ、簡単な問題にしといたから大丈夫だよ。
全力で解いちゃって」

蒼也がフェイトに説明して……終わったみたいだな。

「両者、準備はええか?」

「バッチリ!」「大丈夫だよ」

「そんなら……始め!」

"バサッ" ←問題用紙を裏返した音

"バタン!"←レヴィが倒れた音

「レヴィィィ!?」

ディアーチェがレヴィに駆け寄り抱き起こす。

「王様……ボク…ダメだったよ…」

「レヴィ!消えるな!」

「ゴメンね王様…あと…たのんだy…」

"パァァ"と光になってレヴィは消えた。

「き、貴様ら!この紙に何をした!
卑怯もの共が!」

そう言って涙を浮かべながらこちらを睨み付けるディアーチェ。

「何って……なぁ?」

「うん……何もしてないよね?」

「そやな…」

「嘘を付くな!ならなぜレヴィは消えたのだ!
どう考えてもおかしいであろう!」

「いや、これただの小学生の算数のテスト…それも1年生の…」

「「あぁ……」」

どうやら納得したようだった。

「くっ…バカなレヴィにコレを任せてしまった自分が憎い!」

「王、仕方ありません…バカなレヴィには最難関と言える勝負だったのですから」

「あのバカ者め…我の涙を返せ!」

「消えてしまっては無理でしょう。
バカとは言え、問題を見るまで戦ったのですから。
バカなりに頑張ったのですよ。
結果、バカを証明しましたけど……バカ」

「お前ら仲間だよなぁ!?」

「そこまで言う!?」

「失礼ですね。
私はバカとしか言ってませんよ?」

「言い過ぎなの!」









vsシュテル





「さて、今度は精神、どれだけ平常を保てるかだ。
審査内容はとある内容を目の前にして以下にポーカーフェイスをつくって要られるかだ。
大丈夫だよな?」

「分かりました」「分かったの!」

「では、こいつだ!」

「………!」「……?」

場所は5畳くらいの空間。
そのなかにソイツは居た……
黄色い眼で獲物を狙い、愛でるように息を荒くさせる。
そしてその目標に向かって――――――飛び付いた!

「猫ですぅ!」

シュテルは目の前に現れた白猫を抱き上げ、超癒されてます見たいに
なで始めた。

「シュテルちゃんって猫が好きなんだ……」

高町は目の前の光景にぽかんとしているようだな。

「まぁ無理はない。
俺も半信半疑だったからな」

そう、コレもまた蒼也に聞いた情報だ。
"シュテルは猫が大好き"
今まさにそれが見てわかる。

「あっ…………そうですか、コレが敗北なのですね」

「未だに猫なで続けてる状態で言ってもシュールなだけだから!」

「シュテル!くっそぅ!」

「王、後は頼みました。
私達の悲願、果たしてください」

「だからまず撫でるのをやめなさい!」

「くっ………任せておけ!必ずお前達家臣に報いる戦いをして見せるぞ!」

「お前も少しは不思議に思えよ!」

「…一つ、いい忘れていました……」

シュテルはそう言って俺を見る。

俺とシュテルは数秒間見つめ会う。

「ま、まさかこの状況……」

「う、うそ……(ここで!?ホントに!?///」

「シュテルちゃんが…そんな…」

「わ、わわっ…(だ、大胆やなぁ///」

「これが…(告白なのか?」

上から蒼也、シャマル、高町、八神、クロノだ。







「このニャンコ下さい」

「「「「「期待を返せ(や)(の)!」」」」」

こうしてシュテルは消えていった。













vsディアーチェ

「最後はお前だな」

「くっ……さっきからイカサマばかりしおって!
こんなもの無効だ!我が家臣を返せ!」

「やれやれ、先程言っていた王の務めってのはどこに行ったんだ?」

「揚げ足を……」

「いやぁ?まさか王様が一度言ったことを曲げるとか有り得ないよねぇ?
だって王様なんだもんねぇ?
しかもゲームだしねぇ?罰ゲームありの。
まさか逃げ足すとか……いやいや、まさかねぇ?
王様に限って、無いよねぇ?」

「く、黒い…」

「まるで悪役のようだ…」

「あの方に交渉を持ちかければその大半は
持ちかけた側の号泣に終わっていたのを記憶しています」

「自殺を謀った奴も居たな」

「鬱になって部屋に閉じ籠った奴もいたぞ」

「私も料理について何度論破されたか……」

「……これって腹黒いとか以前の問題なんじゃ?」

「「「「腹黒いですめばましだろう(ですね)(だな)」」」」

聞こえてるんだがな……

「なっ!?我が逃げる?有り得ん!
こうなったら我が直々に相手してやるわ!
種目はなんだ!さぁ!公表してみせい!」

「では発表しまぁす!
それは……………………これだぁ!」

バーン!と、取り出したのはp○3。
どこから出したのかは秘密だ。

「ほう?我にそれを持ち出すとは…正気か?」

お?どうやら自信が有りまくるようだ。

「ゲームは格闘型対戦ゲーム!
題名はガンチャム!vsnextだ!
形式は3本勝負!一本毎に機体を変えるもよし、そのままでいくのも良しだ!
最後までやるから安心しろ?」

『はやて、どう?』

『問題ないで?あれは結構やり込んだからな…そこらの人には
負けん自信があるで?』

『そ、そうなんだ……』

『ところで……やな、蒼也ん?』

『ん?どうしたの?』

『その…これが無事解決したら……その、
明日うちとデー…出掛けへん!?』

『えぇ!?あー、えと……』

『だ、ダメかな……』

『いやいや!大丈夫!分かった、明日ね!』

『ホンマか!ならうちかんばるで!』

『ははは……』

………何を話しとるんだコイツらは……まぁいい、
ここで蒼也に貰った情報はディアーチェは特に良く分からないから
八神の得意分野でやらせようと言うことだ。
てか、情報というより提案だな。

「では始めよう!」

デデデッデデ~デ~デ~~ン♪










「ぐぬぬぬぅ………」

「ふはははは!明日の喜びを控えた私に
敗北の二文字は無いわ!」

2勝0敗。
八神が圧倒的と言うより無双していた。

「おのれ小烏が……」

「何や王様、言い訳かいな?
見苦しいで?」

「なんだと!?貴様~…!」

「ふふん♪さぁ、次で最後や!」

「並ば我はこいつだ!」「ほんなら私はコレや」

「では3本目、開始!」

画面の中で死闘が繰り広げられている。
流石に3回目と言うこともありディアーチェも慣れてきている…
と言うよりも若干八神を押していた。

「ふはははっ!師匠に勝とうなぞ一億年早いわ!」

お互いにヒットポイントは0に近い。
ディアーチェは調子にのって挑発をかけた。

「くっ…流石は私のデータプログラム…げどな……
弟子が師匠に勝てへんなんて!誰が!決めたんやーーー!」

「な、なにぃ!?」

ディアーチェの機体が右掌に黒い炎を惑い突撃してきたのを
八神の機体がサイドダッシュで回避して…

「セキハテンキョウケ-----ン!!」

「ぬわぁあああ!?」

………ゲームだよね?
何でこんなにダメージ食らったみたいな会話してんの?
超不思議なんですけど…

「すまない…家臣たちよ……」

「蒼也ん!明日忘れたらあかんよ!」

「わ、分かってるよ」

「くっ…消え行く運命だったのか…」

「凄い戦いだったの!」

「うん、はやて凄いね」

「いや~やり込んどっからな~」

「レヴィ…シュテル…済まん」

「最後はかっこよかったな。
俺も真似しよ」

「ふっ…あの技には共感が持てる」

「アタシは分かんなかったけどな」

「………グスッ」

「少し話を聞いてあげて!?
ディアーチェのライフはもう0だよ!?」

「なに言ってんだ蒼也。
そんなのゲーム見てた全員が分かっているぞ?」

「ゲームじゃなくて!ディアーチェが危篤なんだよ!」

見るとディアーチェの大半が消えていってる。
目に涙を浮かべながら。

「うっ…ぐ……覚えておれ貴様ら。
次会ったときが貴様らのめ」

"シュゥウ"

消えてしまったディアーチェを見届けて一言。

「………長い戦いだった」

「………そうだね。」 
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