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虹の軌跡

作者:フゥマ
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第二十五話

あおい
「う…ん…?」

あおいが目を覚ましたのは学園の医務室のベッドの上だった

あおい
「あれ?確かボク、勝負してて……?」

そこで自分の身体の異変に気付く

右手が何かに圧迫されている…?

ふと、右手に視線を移す

すると

あおい
「な、七橋君!?」

虹太郎がベッドの脇で眠っていた

あおい
「何で七橋君が?そう言えば勝負は一体…」

そこまで言って右手の違和感の正体が分かった

あおいの右手は手から肩にかけて包帯で巻かれていた

冷たさも感じるのは、おそらく湿布でも貼っているのだろう
しかし、素人がやったのか、結び目が滅茶苦茶だ

虹太郎
「あれ?早川さん、起きたんだ?」

そんなあおいに気付いたのか、虹太郎が目を覚ました


虹太郎
「腕、大丈夫?肩とか痛めてない?」

あおい
「う、うん、平気。ありがとう」


虹太郎・あおい
「………」

お互い気まずい沈黙が流れる

その静寂を破ったのはあおいだった 
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