ハイスクールX×X
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
本拠地は世界樹っぽい所か地下がベタ(後)
XANXUSside
プシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「半径5㍍程近付くんじゃねえ
会話する時も口を塞げ、病原菌を移すんじゃねえ」
城の中と言うよりは入り口は
病原菌等が無いか調べる機械があるのだが
シトリーと真羅椿姫は物の見事に引っかかった
30秒ぐらい掛けられてたな、滅菌の煙
「人聞きの悪い事を言わないでください!」
じゃあ何で引っかかったんだ?
「さっさと中に入れ
俺とジャンヌが入れねえだろう」
二人にそう言うと中に入り俺とジャンヌは素通りした
「な、何で素通り出来るんです!」
眼鏡がベッタベタだぞ、真羅椿姫
「隊服には色々な術をかけている
それ以外にも死ぬ気の炎をぶつけても破れない素材で出来ている」
「まぁ、それ以前に
コレが作動するのはお客だけだから」
そう言う事
「情報書庫は地下だ、行くぞ」
「え、地下ですか?」
上は会議室と偉いさん方用の宿泊施設になってるんだ
まぁ、他はボスである俺と幹部達の部屋ぐらいだ
「あら、XANXUS
珍しいわねぇぇええええええ!?」
咲夜が地下から現れ二人を見て驚いた
「ちょっと、XANXUS!」
俺を引っ張り端に寄せて耳元に口を寄せる
「何でシトリーが!
もしかしてスカウトに?
とんでもない事し過ぎよ!戦争にはまだ早いわ」
アホか
「リアス・グレモリーに代わって
ソーナ・シトリーがあの街の担当になったんだ
けど、八百万の神はヴァリアーの方につくと決めた」
「で?」
「結界弄くっただろ?
なにが変わったのかを教えろと」
「蒼紫に聞けば良いじゃない!
わざわざ、敵になる奴を…XANXUS、まさか」
さーな
「未来は決まってねえ
平行世界は無限に有るんだ」
アルコバレーノの力で未来を見れたとしてもな
「まぁ、それもそうね…っで、どうするの?」
「……殺し合いと下級悪魔までも通えるレーティングゲームの学校」
ビク
ワザと聞こえるように言うと二人が反応した…
「急に南極に来たから
服がカチンコチンだな、咲夜此奴等を風呂に
ジャンヌ、どうせならお前も入ってこい」
「あ、良いわ」
空気読めよ、お前!
ドス
「ッゴォ!」
「分かったわ
二人ともごめんなさいね
南極か北極じゃないと領土問題とか起きないからね」
ジャンヌを殴り笑顔を向ける咲夜…怖がられるぞ?
咲夜side
カコーン
「ふ~良い湯ね~」
「年寄り臭いわよ」
「ご生憎様、私は今年で三十路なのよ」
「「「嘘!?」」」
私の実年齢に驚く三人
コレでも波紋は毎日やってるから美貌は落ちないわ
「私よりもあの女
グレイフィア・ルキフグスの実年齢の方が驚くんじゃない?」
「そう言われればそうですが…」
…はぁ
「『私はヴァリアー幹部と風呂に入っていていいのでしょうか?』」
私は声を変えて言うと驚いた顔をした
「…貴女達、悩んでいるのね」
「「はい…」」
ふぅ…私に無茶ぶりをするはね、XANXUS
「私はどうすれば良いのでしょうか…
匙を、桃を失い夢を馬鹿にされて人間社会には嫌われて」
「最後のに関しては自業自得よ」
全くの同情の余地は無いわ
「で、貴女は?」
「…怖いんです…戦うのが
XANXUSに殺されそうになっていらい神器すらまともに使えない程…」
成る程ね~……
「ハッキリ言うけど 甘え よそれ?」
貴女達二人が立っている立場からすれば甘えまくっている
「貴女達、自分の立場が理解出来てるの?
少なくとも真羅、貴女は逃げる事なんて許されない
だって、問題が起こったら真っ先に出される若手の女王だもの」
「っ…あ…」
私の発言に徐々に徐々に震えだした
「落ち着きなさい
此処で貴女を傷付ける者は居ないわ…
シトリー…貴女、下級悪魔でも通えるレーティングゲームの学校を作りたいのよね?」
「はい」
夢だけは揺るぎないって目で訴えてるけど
「それ、どれだけ人間に迷惑掛けるか理解してるの?」
「え」
「兵藤一誠の時点で理解してるでしょ
神器を持っているから殺すと言う理不尽な理由を
下級悪魔が上級悪魔には勝てないけど人間には勝てる
そう思い出したらどうするつもりなの?」
「それは…」
考えてなかったの?
いえ、考えていて答えも出していたがそれじゃ駄目だと思ったのね
「匙元士郎を見て教育者に向かず下の者として失格
偽レヴィアタンを見て私情を挟んでいて上の者として失格な奴、そう思えたわ
ハッキリ言うけど貴女、箱庭育ちの御嬢様だからって良い気になるんじゃないわよ」
「そんな事は」
「ふざけるんじゃないわよ
そもそもね何で貴女には護衛の一人もいないの?
自分は姉とは違う姉には頼らない
確かに姉がアレだったら分からない事も無い
て言うかアレが魔王をやってる時点で偽の魔王派はおしまいよ
貴女達悪魔はズレすぎているのよ!真羅椿姫!」
「っは、はい!!」
「…貴女、親に悪魔の事
嘘を一切交えず言ったかしら?」
「っ!それは…」
言ってないのね…
「何で言えないのかしら
シトリー、巡とか言う女以外で
今まで悪魔にした子達の親御に話したかしら?」
「…話してません…」
ポタポタ泣き出したけど知らないわ
「理解出来たかしら?
貴方達は期待されてるとか言われているのに
マトモな修行を受けさせず面倒な事が起きたら最前線で死にに行かされる捨て駒
そして、シトリー、貴女の夢は負の連鎖の歯車を速める事
だから言うわ 貴女の夢は絶対に叶わせない!!」
例え出来たとしてもぶち壊す!
何が何でも、第2第3の私のような子を出さない為に!
でも
「無責任とは言え可哀想だから助けてあげようと言う心意気は素晴らしい事よ」
ジャンヌ、私の台詞を取るな!
「咲夜の言った事は正しいわ
負の連鎖の歯車を速める事をしている…現状ではね」
!
そうか、だからXANXUSはジャンヌを連れてきたのね
「現状とは?」
「そのままよ
機械の部品は入れる機械によって様々
だけど、大本は一緒なのよ…負の連鎖と世界征服後の未来とかね」
「私にヴァリアーにつけと?」
っと、助け船が必要ね
「ジャンヌ、冗談が過ぎるわよ
たかがシトリーの跡取りをヴァリアーに入れるなんて」
「そうかしら?
この子は必要だと思うわよ世界征服後にはね」
よし、戻った!
「私はヴァリアーに等」
「等?…ちょっと聞きたいけど
貴女はヴァリアーをどう思ってるの?」
「世界征服を企む
テロ組織よりも手強く危険な組織」
……ふー違うわよ
「ヴァリアーは
ヴァリアー傘下の国の政府が持つ
独自の人外専用の軍隊とは全く別の独立暗殺部隊よ
それにヴァリアーが目指している世界征服は魔法と科学が両立された世界
神のシステムみたいな必要無い物を排除した今より少しマシな世界を作るの」
10人中10人が前よりマシと言える世界
難しい事だけど立派な事よ
「今度ヴァリアーツアーに来なさい
世界征服後と現在でどの様に変わるかとか分かるし」
トン
「この子が戦えるようになるかも知れないから」
真羅の額を付いて言った
ページ上へ戻る