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PWS TALES OF THE WORLD 3

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1
三章
  始動

 
前書き
心は生の中に、身体は孤独と共に。 

 

くすぐったそうに羽に顔をうずめ、身震いする鳥の魔物。
名前はグリフィンという。
愛でるように顔を近づけて嘴を撫でる。それから顔を撫で、抱きしめる。

『…ふぅ、頼むぞ?』

呟くと魔物は、クルル、と小さく鳴いた。
『俺』が見据える先には桃色が揺れて、緑色が頼りなくふらつく。
その幾らか先には魔物が跳ねている。

『剣はその掌の中だ。ディセンダー』

掴むことを望め。
振るうことを誇れ。
迷うことなく走らせろ。

閃く一陣の輝きは刃となり、稲妻となり、駆ける。

ただ信じて、武器を、力を信じて。

緑の少女はジッと桃色の少女の剣閃を見つめている。

『学んでるのか。意外と見ててわかるもんだな』

いつもディセンダーには驚かされる。
俺の剣は幾億の世界に汚れて朽ちている。

血と罪と、あとは痛みと重みで、ズタズタになってしまってる。

それでも俺は、まだここにいる。

まだ俺は俺を求められている。

俺の記憶がここにあるから。

あの小さな英雄の頭の中には記憶が空っぽなのとは違い、俺には祈りが、思いが。

穢れが、絶望が溢れている。

それが俺を俺でいさせる。

俺を破壊を招くものとして認めさせる。

何故俺だけ、浄化してくれない。

『…マーテル』

貴女は何故、俺を消してくれない。

チッ…、舌打ちをすると、魔物がクル、と先ほどより小さく声を発した。
なんでもないと答えてから、笑う。

『行こうか』
 
 

 
後書き
マイソロ4が欲しいですねー。できればvitaでお願いしたいですなー。
3は2とのダオス戦劣化にかなりガッカリしたけどなんやかんややりこんでいたよなぁ、と最近しみじみしてます。
ぜひ早く4出して欲しい。PSP壊れたから売っちゃったんですよねー。
てかカノンノ可愛い。めっちゃ好きです。
てな訳で次回もポツリと出します。見てくださった方。ありがとうございます。

実際にやっていたのが二年以上前なので動画とか見て思い出しながらなので、更新はそんなに早く無いと思います。 
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