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ハイスクールX×X

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戦後の方が盛り上がる

XANXUSside

バキバキ

フシュー

「おめぇ~ら、なぁ~
ただでさぇすぃみん不足っつーのに
なに遊んでんだ、ドカスがぁああああああ!!」

此処最近徹夜のXANXUSだ
ネグレリア達の帰りが遅いと思えば朱乃がレーティングゲームしてやがった
その事に気付いたのは兵藤がリアス・グレモリーの乳首を触り禁手に至った頃で
一応レーティングゲームはリアス・グレモリーの勝ちのようだが

「朱乃、レーティングゲーム
出るのならば、せめて真面目に戦え
いくら相手が格下だからって遊びすぎだ」

結果的には勝ったとは言え遊びすぎ

「あ、やっぱりわかりぃいいいい!!」

ワザとか!
やっぱりワザと手を抜いていたのか
そんな奴にはアイアンクローだ!

「手加減…していたんですか…」

目を見開き指を指す真羅椿姫
気付いてなかったのか?

「朱乃は何時でもテメーを倒せたんだ
何でお前の攻撃が当たらなかったのか分かるか?」

「…わかりません…」

「だろうな、中二病には分からんだろう
朱乃は最初の一撃でお前に強力な磁力をつけた」

「!?」

はぁ~此処にいる奴等全員驚いていやがる

「っそ、それなら長刀が反応して」

「死ぬ気の炎を練り込んだ磁力だ
朱乃の意志一つで自由自在に操れる
お前が攻撃の時は同じ磁力を朱乃が攻撃の時は別の磁力を自分に纏わせる
理科で習うだろう同じ局の磁石はくっつかずにはなれようとすると」

ポタポタ

泣き出したか…

「だが、コレだけじゃない
朱乃、お前長刀に静電気を集めただろう?」

「はい、武器殺しの技の一つです」

武器と言うのは基本金属である
避雷針のように武器に向けて攻撃すれば武器越しにダメージを与えれるが
身体能力が異常なこの世界ではその手は使えないので静電気を使い
武器を持ってる所に静電気が集まり手がビリッと来て武器を離してしまう
コレの対処法は鎧を着るかそれ対策の服を着るかのどちらかじゃないと防げない
武器をしっかり握ると言う事は基礎中の基礎でそれが出来ないと武器が使えない
一瞬だが神にすら通用するであろう小手先の技術

「朱乃は匣兵器と死ぬ気丸を持っている
死ぬ気丸は生物のリミッターを外側から解除するものだ
更には、あの長刀は強化系の術は掛けられていたがそれ以外の術は掛けられていない
故に錬金術を使って砂鉄に変えて攻撃する事も可能で、朱乃はウィザードタイプで」

「もぅ…良いです…」

「椿姫…」

悲しそうな顔で真羅椿姫を見るシトリー…

「私は手加減されていて弄ばれていたのですか…悔しいです…」

「お前が弱いのと慢心したのが悪い」

「な!?」

俺の非条理な一言に怒りを見せるシトリー…

「世の中ってのは理不尽なんだよ
何時死んでもおかしくない状況が起きているんだ。
お前は頸動脈を斬られて死んでいた。朱乃が情けをかけて審判に言ったが
弱肉強食の世界では既にお前の命は無いんだよ
それ以前にお前はヴァリアーは弱いと心の中で思っていた
マグレガー・メイザースの氷、アレはドッキリの為にやったと思ってるだろう
違うな、俺は正真正銘あの男を凍らせた。細胞レベルで凍らせたから生きていただけだ
だがお前等はドッキリと勘違いして
ヴァリアーは言うだけあって強いが強い奴はわかった
朱乃程度なら知恵を回せば勝てる
そう言った慢心が出来てお前は逃げる事すらしなかったカスだ」

「っ…その通りです」

レーティングゲームのルールが曖昧なんだよ
もうちょい良いルールが無いのかね~

「…XANXUS…」

何か聞きたそうな顔をするシトリー

「なんだ?」

「私の夢は愚かなんでしょうか?
私は教育者になる事は出来ないんでしょうか?」

朱乃が松田家の悲惨な写真を見せたからか
今にでも泣きそうな顔でぐっとこらえているが
トドメを刺して欲しいと言う訴えをしている

「現状じゃ無理だ
貴族・軍人・スポーツ選手・教師
お前はいったい何なんだ?決めていないだろう
それ以前にお前には王として必要なものが無い」

「王として必要なもの…」

「戦闘力 直感力 包容力 ボス力 適応力 指導力 魅力
だがそれ以前にお前いや、若手悪魔とその眷属に言える事がある。」

「それはいったい何ですか!」

俺の肩を掴んだが

「邪魔だ」

無視して塔城小猫の方に行った

「審判も悪いが
朱乃がすまない事をしちまったな
ワビと言っては何だがコレを」

朱乃は小猫を白猫状態にして胸の中に入れていて
朱乃がリタイアした時に一緒に転移してしまい面倒な事になった
小猫には一億の小切手をやる

「…XANXUSさん
お金じゃなくて会長に何が足りないか教えてくれませんか?」

「あ、そう
じゃあこれはわたしの」

ボコ

ネグレリアが小切手を奪いさらばしようとしたので止めた

「良いのか?」

「私も将来王を目指すので」

成る程ね…

「お前等に足らない事は知らない事だ
無知は罪なりと言うだろう。御嬢様には御嬢様の苦しみがある
とか思っているだろうがな…それがどうした?そう言えるようになれ」

とにかく認めろ、自分の事を

「なにも知らない…」

小猫、黒歌に関しては悪魔が悪い

「カスルシファー」

「なんだい?」

フレンドリーに話すな!

「その銀時計は
この男にやるにはもったいなさすぎる
良いレーティングゲームだったと思うならそれは大間違いだ」

「な!
匙は命を懸けて俺と」

「戦いは命懸けだ
チョイスの時に教えてやる
お前等が立っているのがどういう所かを、本当の戦闘を」

俺はそう言うとネグレリア達を起き上がらせ屋敷に帰った 
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