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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!

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ポニータとゼブライカ! 超スピード対決!!

ポケモンリーグ制覇を目指して旅を続けるジン達は、途中謎の3人組に遭遇するが何とか突破し、スイクンと別れ、旅を続けていた

「にしてもスイクンが見られるなんてホントラッキーだったな~」
「そんな凄いポケモンなのユウヤ?」

おいおいフウロ、それマジで言ってるのか?

「俺も詳しい事は知らないけど、珍しいポケモンって事しか解らないな」
「確かスイクンは水を綺麗にする力があって聞いたけど…」

流石はカミツレ、良く知ってらっしゃる。

「そ、スイクンはどんなに濁って汚い水でも一瞬で浄化して、綺麗な水にする能力があるんだ。北風の産まれ変わりって話もあるな」
「へっ~良く知ってるわねジン」

ふふん、準廃人を舐めないで頂きたい!ポケモンのゲームは勿論、アニメを全部見てたし、ポケモン図鑑だって全暗記だってしてるぜ!!

「知らない事もあるさ、まあそれも知ってみせるぅうぅうぅう!!!???」
「「「ジ、ジン!!!??」」」
「あっつぅぅぅうううう!!!!???シャルズゥゥウウ!!助けてくれぇぇえええ!!!」

ジンを突如包んだ炎、大慌てでシャルズのボールに手を掛けてシャルズを出す。

『ジ、ジン?!どういう状況なのこれ!?』
「どうでもいいから水を掛けてくれぇぇええ!!!」
『う、うん!!!』

シャルズは水を噴射してジンにかけたが、慌てすぎた為にハイドロポンプを掛けてしまった為ジンは大きく吹っ飛ばれ、木に叩きつけられた。

「ナ、ナイスだ……シャルズ…」
『うわぁあああ!ジン~!!?』 

ううう…シャルズ、随分威力上がったな…俺は嬉しいぞ…すげぇ痛いけど…。

「ジン大丈夫!?」
「な、何とか……っというか何で俺はいきなり発火したんだ…?」
「そういう能力があったとか?」
「あるかぁ!!」
「ヒィィン…」

え?この声って…

「あれこの子は?」
「見た感じほのおタイプのポケモンっぽいけど」
「確かこいつって…」
「ポ、ポ、ポニータだぁぁぁああああ!!!」

マジマジマジマジデ!!?あのポニータが目の前に居るの!?わぁお!俺のほのおタイプの中でもかなり好きだったポケモンだ!!おっ?

「お、おいどうしたポニータ?」

ポニータはジンのお腹に顔をすりつけながら申し訳無さそうな声を上げている。

『ジン、燃えちゃったのってこの子が通り過ぎた時に、火がジンに付いちゃったからなんだって』
「そうだったのか、気にしないでくれポニータ、俺は無事なんだから」
「へぇ~中々可愛いじゃんこいつ」

あっユウヤやめろ!!

「あっつっぅぅうぅぅうううい!!?あちゃちゃちゃちゃちゃ!!!!!」
「ユウヤァァアア!?」
「あ~あ、だから言ったのに…シャルズ」
『は~い』

ユウヤはシャルズに任せればいいか

「ねえユウヤどうしちゃったの?」
「ああ、ポニータは自分が大丈夫と認めてない相手以外の奴が炎の鬣に触れると熱いんだ」
「じゃあユウヤの自業自得ね」
「そんなぁぁ!!!」

まあそういうことだ、ユウヤざまぁ

「それでポニータどうしたんだ?」

ポニータは前でドヤ顔をして見下すような態度をしているポケモン、ゼブライカを見る。そのゼブライカは口に木の実の入った小さな籠がある。

「あれはお前の籠なのか?」
「ヒィィン」
「こんな時はカイン頼み」
『任せろ、ふむふむ……前に困ってた人を助けたら貰ったんだとさ、因みにこの子は野生だってさ』
「ふぅん…んじゃゼブライカをとっ捕まえればいいか!」
『了解!』

カインは言うが早いが疾風の如く駆け出して、ゼブライカの身体にリーブブレードを叩き込もうとするが、その前にゼブライカはこうそくいどうをして攻撃を避け、一気に走り出す。するといきなり雷が轟き始め、雷がカインに向かって落ちて行く。

『おわぁ!?おっと、ふっ!!』

体操選手顔負けのアクロバティックな動きで雷を避けるが、既にゼブライカはかなり離れてしまっている。

『くっ…』
「どうしたら…ってうぉ!?ポニータ!?」

ポニータはジンの服を咥えて、自分の背中に乗せて、勢い良く走り出す。ジンは振り落とされないように必死にポニータの上でバランスを取る。

「うぉぉおお!!??」
『ジン!?待て!俺も!!って速!?』

ポニータはカイン顔負けの加速力でいっきにトップスピードまで到達し、大地を踏み締めながら猛スピードでゼブライカに接近していく。ジンは鬣を掴み、競馬選手のような体勢になりながらゼブライカを見る。

「こうなったら一蓮托生!ポニータ、行くぞ!ほのおのうず!!!」
「ヒヒィィイン!!」

ポニータは走りながら口を開き、ほのおを発射する。ゼブライカはそれを後ろ目で見ながら、後ろ足で砂を巻き上げて、防御する。

「くっそあのゼブライカ妙に知恵働くな!よぉし!急接近してからふみつけ!」

ポニータをこうそくいどうで素早さを上げて跳躍、自慢のジャンプ力でゼブライカの直上を取り、そのまま踏みつけようとするが

「ゼブブルルルル!!!」

ゼブライカが電撃を撒き散らし、ほうでんを放つ。ポニータは落下しながらふみつけに入っていた為、電撃をまともに受ける、ジンと共に

「ヒヒィィィィィイン!!!」
「ぐぁあぁああ!!ま、負けるなポニータ!それと俺にかまわずお前の本気を見せてやれえ!」
「ヒィィンン!!!」

ポニータは電撃を浴びながら、着地し、そのまま走り去ろうとするゼブライカを睨み付けた。そして、そのまま帯電したまま走り出した。ジンは電撃に耐え、ポニータはジンの言葉を信じて本気の炎を灯した!!

「ヒィィィィイイイイイン!!!」

炎はより大きく燃え盛り、より高い温度の炎へと変化していく。が不思議とジンは熱く感じなかった。

「これは……そうか、かえんぐるまか!いけぇぇええポニータ!最大パワーとフルスピードでかえんぐるまだっ!!」
「ヒィィィイイイイン!!!!!」

ポニータは遂に炎の塊となり、そのまま猛スピードでゼブライカへと迫っていく。その速度、120キロ!!!

「ゼブ!!!?」

ゼブライカはそれに驚いて必死に走るが、ポニータのスピードにどんどん差を縮められていき、遂に、追いつかれてしまった。

「いけぇ!ポニータ!本気の本気のかえんぐるまぁ!!」
「ヒィィン!!!」
「ゼブゥゥゥウウウウウウウウウ!!!!!」

ゼブライカは咥えたかごを落としてしまい、そのまま空へと吹っ飛ばされて消えていく。ポニータは落ちたかごを確認し、そのなかのきのみが無事である事を見て安心する。

「やったなポニータ!」
「ヒィィィィイン♪」

ポニータは嬉しそうに跳ね回って自分は嬉しい事を表現しながら、ジンに感謝しているようだが

「おわぁぁあ!?ちょっと落ち着いてくれポニータァァァアアア!!ロデオは苦手なんだぁぁぁああああああああああ!!!!!!」 
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